えっまさか!腰痛がツラくて安静にしていると「うつ病の引き金になる」と判明

by 坂本正敬 |

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腰痛に悩んでいる方、あるいは腰に違和感がある人はいませんか? 少し古いデータですが、慢性的な体の痛みを抱える全国の2万人を対象に行ったアンケート調査で、最も多くの人が困っている体のパーツは“腰”だと分かったそうです。

ただその一方で、腰痛が苦しいからといって不必要に活動を制限していると、うつ病の引き金になるとも分かってきました。いったいどういうことなのでしょうか?

そこで今回は、厚生労働省の情報を基に、腰痛がうつ病を引き起こす仕組みをまとめてお伝えします。

 

■慢性的な痛みが悲観的な思考を生む

ぎっくり腰を体験した方は分かると思いますが、腰の痛みにはかなりの苦しみが伴います。苦しみを体験すると、人は恐怖心から悲観的・防御的な心理状態に陥りやすくなるそうです。例えば仕事の休みを取る、普段行っていた運動をやめるなど、過剰な警戒や回避行動を始めるといいます。

ただ、不必要な安静を取っているうちに、人は“廃用症候群”といって、筋肉や循環器などの機能が衰え、精神的な健康も失われていくリスクがあるといいます。

めまい、頭痛、胃腸の不調、肩こり、手足のしびれ、気力の低下などが始まり、最終的にはうつに似た精神状態になってしまう恐れもあるそうなのです。怖いですよね?

 

■うつ病にならないために必要以上に安静にしない

腰痛は大まかにいって、8割が原因不明、残りの2割程度が座骨神経痛を伴う腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、あるいは圧迫骨折、がんなど、原因がはっきりと特定できる腰痛だといいます。

後者は治療が必要ですが、原因不明の8割の腰痛は不必要な安静を選ぶのではなく、前向きに日常生活を維持し、エクササイズ(散歩、うつ伏せで寝て両手を床につき上体を反らすストレッチなど)を心掛けるといいといいます。

温熱療法、電気治療などの物理的な治療より、楽観的に日常生活を送りながら痛みと向き合った方が治る確率は高いようです。安易に仕事を休んで体を甘やかしてしまうと逆に腰痛を悪化させ、最悪の場合はうつ病を発症させてしまう恐れもあるのですね。

 

以上、腰痛による安易な休養が、うつ病を招きかねないという話をしましたが、いかがでしたでしょうか? 仕事を含めて日常生活を楽観的な気持ちで過ごした方が、治療にも予防にもいいようです。

ただ、自分の腰痛の原因が何なのかは病院で調べてみなくては分かりません。気楽に痛みと付き合うべきなのか、あるいは今すぐ治療をスタートするべきなのかは自分では分からないので、違和感があれば一度、受診してみると安心ですね。

 

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【参考】

「治療と職業生活の両立等の支援手法の開発」のための事業 – 厚生労働省