絶対撮らせちゃダメ!他人事ではない「リベンジポルノ」被害パターン3つ

by 中田綾美 |

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三鷹ストーカー殺人事件からおよそ1年。同事件は、“リベンジポルノ”という言葉が世に広まるきっかけともなりました。ネット上のトラブル相談を受ける全国webカウンセリング協議会のもとへも、事件の報道以来リベンジポルノに関する相談が激増しているといいます。

自分がリベンジポルノ被害に遭わないためには、そもそも“撮らない、撮らせない”ことが最善の策。ですが、被害者たちはなぜ自分の恥ずかしい画像を加害者に与えてしまったのでしょうか?

そこで、同協議会・理事長の安川雅史さんからリベンジポルノの実態について教えていただきました。今回は安川さんからのお話をもとに、よくある被害のパターン3つをお届けしたいと思います。

 

■1:恋愛熱に浮かされて後先を考えられなかった

相談者に「なぜ画像を撮らせたり、送信したりしたのか?」と尋ねてみると、「彼を信じている」「特別な存在だから」「浮気されたくないから」といった答えがよく返ってくるのだそうです。

撮影した画像が、いつどこでどんなふうに利用されるか……ちょっと考えればその危険性にすぐ気づけそうなものですよね。しかし、“恋は盲目”状態ではまともな判断ができません。

彼から頼みこまれたり、あるいは彼のほうから自撮りの裸画像を送られたりして、断りきれなくなることがあるようです。

 

■2:見ず知らずの相手だからこそ羽目をはずしてしまった

実際に付き合っている彼氏ではなく、ネット上で知り合った相手に裸や下着での画像を送信して、のちにトラブルになるケースも非常に多いといいます。

「なぜ見ず知らずの相手にそんな危険なことを?」と思いますが、むしろ見ず知らずの相手だからこそ羽目をはずしてしまった……という相談者が少なくないのだそうです。

ネット上での関係だと現実感がなくなって、羞恥心のハードルが下がってしまうのかもしれません。

 

■3:相手が同性(女性)だと思い込んでいた

ネット上でのトラブルでは、“相手のことを女性だと思いこんで、うかつに自分の画像を送ってしまった”というケースもあるとのこと。

たとえば、SNSで親しくなった“女性の友達”から、「友情の証に裸の画像を交換しよう」と誘われるケース。まずは相手から女性の裸の画像が送られてきたので信用し、自身の裸の写真を送ったところ、実は相手は男性で交際を迫られるなどのトラブルに発展した……ということが実際にあるといいます。

送られてきた画像が本人のものであるという保証など全くありません。また、文字でのやりとりであれば、性別などいくらでもごまかしがききます。

裸の画像を送るのが危険なのは当然のことですが、ネット上で知り合った“女性”に対しても、同性だからと信用せず、むやみに自分の個人情報はさらさないようにしましょう。

 

以上、今回はリベンジポルノのよくある被害パターンを3つご紹介しましたが、いかがでしたか?

冒頭でもお伝えしたように、リベンジポルノの被害を防ぐ最善の策は“撮らない、撮らせない”こと。「私はそんなことに絶対に巻き込まれない」。そう思っていても、いざとなると断る勇気が持てなかったり、判断力がにぶっていたりで、男性の手に自分の裸の画像などを渡してしまう可能性はゼロではありません。

万一、そのようなことになれば、流出という最悪の事態にまでは至らなくても、「あの画像どうなったのだろう」と不安におびえ続けることになります。

被害の実態をよく理解して、ネットであれリアルであれ、恥ずかしい画像を絶対に他人に撮らせない、渡さないようにしましょう。

 

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【取材協力】

安川雅史・・・全国webカウンセリング協議会 理事長、第一学院高等学校 統括カウンセラー。ネットいじめ・いじめ・不登校・ひきこもり・少年犯罪に本格的に取り組む。全国各地より依頼を受け、年間200会場以上で講演会や研修会を行う。過去5年間での受講者数も20万人を超える。著書に『「学校裏サイト」からわが子を守る!』、『「いじめ」と闘う親と子を応援する本』などがある。

 

【画像】

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