最悪!自分の恥ずかしい写真がネット公開されても「削除困難なケース」とは

by 中田綾美 |

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元カレに撮影された自分の恥ずかしい画像がもしもネットにさらされたら……!?

撮られた過去がある人は必読!“リベンジポルノ被害”を食い止める策3つ」では、全国webカウンセリング協議会・理事長の安川雅史さんからのお話をもとに、画像が流出した場合には、画像が掲載されているサイトの管理者に依頼して削除することができるとお伝えしました。

依頼方法がよくわからない場合などには、警察・弁護士・民間機関に相談すれば、削除に協力してもらうことも可能のようです。

しかし、安川さんによると、どんなに自分にとって恥ずかしい画像であっても、警察が動いてくれなかったり、管理者が削除に応じてくれなかったりして、画像がいつまでもさらされたままになる場合もあるといいます。

というのも、現時点においては、リベンジポルノ自体を取り締まる法律が整備されておらず、関連する法律が適応されているにすぎない状態だからです。

それでは一体どのようなケースで削除が困難なのか、安川さんのお話をもとにお届けしたいと思います。

 

■18歳以上だと法律による保護を受けにくい

削除が難しくなるかどうかの分かれ目は、まずは、写っているのが18歳未満かどうかです。

児童ポルノ禁止法により、18歳未満が被写体の場合、ヌードはもとより下着であっても画像を所持すること自体が違法となります。被害を相談すれば警察もすぐに動いてくれますし、サイト管理者もすみやかに画像の削除に応じることがほとんどのようです。

他方、被写体が18歳以上という場合、児童ポルノ禁止法の適用がありません。冒頭でもお伝えしたように、現時点ではリベンジポルノ自体を取り締まる法律がないので、18歳以上の下着やヌードの画像は、規制の対象にならないのです。

写真を撮った時点で“本人の承諾があったもの”とされるので、サイト管理者に削除を依頼しても「自己責任です」と相手にしてもらえないおそれがあるといいます。

 

■性器が写っていなければ野放しにされやすい

もうひとつの基準は、性器が写っているかどうかです。先日、ろくでなし子さんの性器アート問題が物議をかもしましたが、被写体が18歳以上であっても性器が写っている画像は刑法上の問題になります。たとえば、性器画像をサイトで公開するのはわいせつ物公然陳列罪に当たります。

ですから、被写体の年齢を問わず性器が写っている画像の場合、手続きさえとれば削除できるでしょう。

逆に言えば、“18歳以上でかつ性器が写っていないヌードや下着の画像”であれば、その公開を取り締まる法律は今のところないので、野放しにされてしまうリスクが高いようです。

 

以上、自分の恥ずかしい写真がネット公開されても“削除困難”となるケースについてお伝えしましたが、いかがでしたか? 消し去りたい恥ずかしい画像が永遠にネット上に残ってしまうなんて、想像するだけでゾッとしますよね。

また、18歳未満や性器の画像であれば、比較的すみやかに削除される可能性が高いとはいっても、被害は決して小さくはありません。削除までに多くの人の目にさらされますし、その間秘かに保存されたデータまでを完全に消し去ることはまず不可能です。

一生悔やむことにならないためには、“撮らない、撮らせない”のルールを絶対に守るようにしましょう。

 

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【取材協力】

※ 安川雅史・・・全国webカウンセリング協議会 理事長、第一学院高等学校 統括カウンセラー。ネットいじめ・いじめ・不登校・ひきこもり・少年犯罪に本格的に取り組む。全国各地より依頼を受け、年間200会場以上で講演会や研修会を行う。過去5年間での受講者数も20万人を超える。著書に『「学校裏サイト」からわが子を守る!』、『「いじめ」と闘う親と子を応援する本』などがある。