女性なら知らないとマズい高齢出産の主なリスク7つ【前編】

by 中田綾美 |

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先日、タレントの東尾理子さんが、自分のお腹の赤ちゃんが障害を持つ可能性があることをマスコミに発表し、波紋を呼びました。理子さんは、現在36歳。この発表を受けて、「35歳以降の妊娠・出産って、やっぱりリスクが高いの?」と不安に思った方も多いかもしれません。

そこで、年齢とともにどのようなリスクが高まるのか7点について、咲江レディスクリニック院長の丹羽咲江先生の監修のもと、2回にわたって紹介していきます。

【前編】ではまず、1:妊娠率が下がる、2:妊娠高血圧症候群などにかかりやすくなる、3:染色体異常児が生まれやすい、4:流産が起こりやすい、という4つのリスクについてです。

 

■1:妊娠率が下がる

年齢を重ねるほど、妊娠力は下がります。20代での不妊の割合は数%ですが、40代では不妊が60%を超えるといわれ、自然妊娠できる方は少ない傾向にあります。

 

■2:妊娠高血圧症候群などにかかりやすくなる

妊娠高血圧症候群とは、妊娠中に血圧が高くなったり、尿にたんぱくが出たり、全身がむくんだりする病気です。重症化すると、お産の際に帝王切開になることも。

発生頻度は妊婦のおよそ10%ですが、35歳以上だと14~18%、45歳以降では約29%とされています。高齢になると、卵巣の機能や血管の弾力性が弱まるため、発生頻度が高くなるのです。

妊娠高血圧症候群のほかにも、年齢が高くなるほど妊婦に生じやすい疾病として、糖尿病、腎疾患、甲状腺疾患などの内科合併症や、子宮筋腫や卵巣腫瘍などの婦人科合併症が挙げられます。

 

■3:染色体異常児が生まれやすい

ダウン症候群などの染色体異常が新生児に発生する割合は、妊産婦の年齢とともに高くなります。ダウン症の発生率は、20代だと0.1%、35歳だと0.3%、40歳だと1%といわれています。

高齢出産で染色体異常が起こりやすいのは、卵子の老化が一因。精子が日々つくりだされるのに対し、卵子は女性が胎児の時点ですでにできているので、妊娠までの期間が長ければ長いほど、その間に何らかの異常が発生しやすくなるのです。

ただし、生まれてくる子どもの染色体異常は、必ずしも母親が原因というわけではありません。父親由来と母親由来の割合は、およそ1対4といわれています。

 

■4:流産が起こりやすい

流産はおもに染色体異常により起こります。上で述べたように、染色体異常の発生率は、年齢とともに上昇するので、流産のリスクもその分、高くなるのです。

流産する確率は、20代では10%、30代で15~18%、40歳以上では40%程度になるといわれています。

 

まずは、年齢とともに高まる妊娠・出産のリスクを4つお届けしましたがいかがでしたか? ここで述べたことはあくまで一般論であって、リスクの高低は年齢だけでなく個人差によるところも大きいのですが、女性ならばぜひ心に留めておきたいですね。

次回は残り3つのリスクについて解説します。

 

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【監修】

※ 丹羽咲江・・・咲江レディスクリニック(産婦人科、婦人科)院長。名古屋市千種区にある同クリニックは、女性スタッフばかりで運営されており、女性が安心して相談できる環境が整えられている。

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