年末気分台なし…外食の年越しそばは「茶色いうどん」でしかない!?

by 並木まき |

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年越しに“蕎麦”を食べる人は多いですよね。日本には古くから“年越し蕎麦”の文化があり、とくに大晦日に食べるのが一般的です。

最近では自宅で作ったものではなく、外食で“年越し蕎麦”を食べるという方も少なくありませんが、実は、外食の蕎麦は自宅で作る蕎麦とは似て非なるものである可能性が高いことを、ご存じでしたか?

食品安全教育研究所の代表である河岸宏和氏は著書『「外食の裏側」を見抜くプロの全スキル、教えます。』で、外食で蕎麦として出てくるものの多くは、もはや“茶色いうどん”だと述べているんです。

同著を参考に現代のニッポンの“蕎麦事情”について、フードアナリストの筆者がお伝えします。

 

■そば粉の割合は様々

外食で食べる蕎麦の多くは、そば粉が1〜2割しか入っておらず、代わりに小麦粉を混ぜて作られているものが多いと、同氏はその実態を指摘します。これはそば粉で打つよりも小麦粉を混ぜたもののほうが、圧倒的にコストが下がることが理由なのだそう。

一方、スーパーで買う乾麺の蕎麦の場合には、必ず、3割以上のそば粉が入っているものしか売られていません。

いったいなぜこのようなことが起こるのでしょうか。

 

■そば粉がほんの少量でも“蕎麦”

同氏によれば、蕎麦を乾麺で売るときには、そば粉を3割以上入れるよう法律で定められているのですが、外食店はこの法律の適用除外になっていることが、その理由なのだそう。

そして、小麦粉を多く混ぜた蕎麦の色を調節するために、殻に近い部分のそば粉が使われ、さらに“リン酸塩”を加えてツルツルとした歯応えを出しているものが多いのだとか。

極端なことを言えば、そば粉が少しでも入っていれば“蕎麦”として売ることができてしまうのが、今の外食店の実態だといえるのです。

せっかく年越し蕎麦を食べに出かけても、実は“茶色いうどん”を食べていただけだとしたら……なんだかとてもガッカリですよね。

 

いかがでしたでしょうか? 「外食店でもちゃんとした蕎麦が食べたい!」と思った方は、二八蕎麦や十割蕎麦と表記されているものを選んだほうが、確実といえるでしょう。

また同氏は、蕎麦の原料“そば粉”の原産国について、現在国内に流通している8割は中国産であると述べています。

同時に蕎麦の具に含まれる添加物にも注意を呼びかけており、山菜の塩漬けには漂白剤が含まれていたり、わらびには着色料や保存料が多量に含まれていたりする点を指摘しています。

年越し蕎麦を食べるときに、よろしければ参考にしてみてください。

 

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【参考】

河岸宏和(2014)『「外食の裏側」を見抜くプロの全スキル、教えます。』(東洋経済新報社)