肉好きの男性は危険!たった●gの肉類摂取で糖尿病リスクが1.36倍に

by 坂本正敬 |

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1日1回、あるいは2日に1回といった頻度で、豚や牛、鶏肉を食べる人も今では普通になってきています。

しかし、男性に限っていえば(女性は見解に不一致あり)、牛肉や豚肉などの赤肉を食べる回数が多いほど、糖尿病になるリスクが高いという調査結果があることをご存じですか? 肉好きの夫を持つ女性からすると気になる結果ですよね。

そこで今回は、国立がん研究センターの行った調査(多目的コホート研究)の結果などを参考にしながら、男性の肉類の摂取と糖尿病の関係についてまとめたいと思います。

 

■1日100g以上は摂り過ぎ?

全国に住む約6万4千人を対象に行った、生活習慣と病気の関係を探る多目的コホート(集団)研究で、肉類を食べ過ぎる男性は糖尿病になる可能性が高いと分かりました。

同研究で、1日23gの肉を食べている男性と、1日108gの肉を食べている男性を比較したところ、後者は糖尿病になるリスクが1.36倍に上がったとのこと。

同じ肉でも鶏肉、ソーセージやハムなど加工肉ではなく、特に牛や豚の赤肉を多く摂取した男性は、それほど食べていない男性と比較して、糖尿病のリスクが上記の調査では1.42倍にまで高まっています。念のため、注意が必要ですよね。

 

■肉を食べると糖尿病リスクが高まる理由は?

どうして肉を食べ過ぎると、糖尿病のリスクが高まるのでしょうか? その理由の1つとして、牛肉や豚肉に含まれている鉄分や飽和脂肪酸が、インスリンの感受性や分泌に悪影響を与えるからだと考えられています。

そもそも糖尿病とは大ざっぱに言うと、エネルギー源であるブドウ糖を、血液から体のさまざまな場所へ供給できなくなる病気です。

ブドウ糖を供給できなくなると、血の中のブドウ糖が増えて、血がどろどろになってしまいます。そのため手足の先端や目、内臓などの細かい血管が張り巡らされている部分に血が通りにくくなり、さまざまなトラブルが起きてしまうのですね。

体が血の中からブドウ糖を回収し利用する際にインスリンというホルモンが働きますが、そのホルモンの分泌や働きを、牛肉や豚肉の食べ過ぎが弱くしてしまうと考えられているようです。

 

以上、牛肉や豚肉の食べ過ぎが男性の糖尿病リスクを高める恐れがあるとお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか? 肉の食べ過ぎは、大腸がんのリスク上昇にもつながると、別の多目的コホート研究で指摘されています。食べ過ぎには注意が必要かもしれませんね。

ただ、日本には優れた食肉の生産者も多く、おいしい肉が出回っています。全く食べないという選択肢も非現実的ですよね。毎日ご主人が肉を食べ過ぎているとすれば、魚介類を献立に上手に取り入れるなど工夫をして、バランスを意識するようにしましょう。

 

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【参考】

肉類摂取と糖尿病との関連について : 多目的コホート研究 – 独立行政法人国立がん研究センター

糖尿病ってどんな病気? – 厚生労働省

第2節 急速に進む「魚離れ」~魚食大国に翳り~ – 農林水産省

 

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