求人情報をチェック!弁護士が教える「ブラック企業を見抜く方法」6つ

by 西山美紀 |

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春が近づいてくると、就職や転職について考える人も増えるでしょう。ただ、希望する企業について事前に調べるといっても限度があります。「求人情報の内容を信じて会社に入ったら……実はブラック企業だった!」という事態は避けたいですよね。

そこで今回は、『ブラック企業に倍返しだ!弁護士が教える正しい闘い方』などの著書もある、弁護士法人アディーレ法律事務所・岩沙好幸さんに、求人情報からブラック企業を見抜く方法を6つお聞きしました。

 

■1:「アットホームな社風です」には要注意!

「“アットホームな社風です”という言葉の“アットホーム”を、ブラック企業の場合は違う意味で使っていることもあります。例えば、昼夜も関係なく社長から公私混同で呼び出され、プライベートな時間もないといったケースもあります」

アットホームというと、和やかな職場の雰囲気を思い浮かべますが……言葉のまやかしには要注意。勤務する側には不利益なケースもあるので、気を付けましょう。

 

■2:“不自然な笑顔を作った若手社員のガッツボーズ”にも注意!

「求人広告では、実際に働いている社員の仕事風景などを載せることもありますが、ブラック企業の場合は、どう見てもそこの社員ではない、宣材写真を使ってイメージアップをはかっているところもあるので注意したいところです」

実際の仕事の雰囲気は、その企業で働いている人に聞いてみたり、面接で実際に訪れた際にしっかりリサーチしたりして、自分の目で確認しておきたいですね。

 

■3:企業規模に比べて、募集人数が多いことにも注意!

「例えば、従業員数が100人の会社が、30人の募集を出していたとしたら、さすがに多いですよね。これは、辞めることを見越して採用していると思われるからです」

募集人員が多いと「採用されやすいかな?」「企業が急成長中?」などと思ってしまうかもしれませんが、従業員数とのバランスは必ずチェックしておきましょう。

 

■4:給料が高すぎる場合も気をつけよう

「給料が高い場合も要注意です。実際は、100時間の残業代を含んだ金額が提示されていたということもあります。また、16万円~45万円などと幅がある場合、高い業績をあげなければ給与がかなり低い水準になってしまうというケースもありえるので注意です」

求人情報では、小さく注釈がついている場合もあるので、じっくり読みこみましょう。また、注釈がない場合も見られるため、不明点があれば面接などで聞いておくと安心ですね。

 

■5:“社会保険完備の記載がない”場合も注意!

「雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険の4つを社会保険といいますが、こちらが完備されているかをチェックしてください。保険料は会社負担分があるため、完備されていると社員の負担は小さくなります。

働き方によって適用になる保険は異なりますが、例えば雇用保険は、パートやアルバイトでも、一定の条件を満たしていれば加入できます。ですが、加入手続きがされていないと、本来失業時に受け取れるはずの手当を受給できません。このような悪質なケースもあるので気を付けてください」

求人情報に社会保険について記載がない場合は、面接等で確認しておきたいですね。

 

■6:同じ求人広告を見かける場合は、人材が定着していないかも?

「求人情報は、通常は掲載期間が決まっています。それなのに、3ヵ月前にも同じ求人広告を見かけたなど年中同じような求人広告が出ている場合は注意してください。慢性的に人手が足りず、人材が定着していない企業の証だからです」

 

いかがでしたでしょうか。求人情報を見て「よさそうな会社!」と飛びついてしまうのは危険かもしれません。じっくりと情報を読み込むことはもちろん、その企業に勤めている人が知り合いにいれば話を聞き、面接で不明点は質問するなど、さまざまな手段を使って、就職・転職希望先の情報を入手したいですね。

 

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【取材協力】

※ 岩沙好幸(いわさ・よしゆき)・・・弁護士(東京弁護士会所属)。慶應義塾大学経済学部卒業、首都大学東京法科大学院修了。弁護士法人アディーレ法律事務所所属。パワハラ・不当解雇・残業代未払いなどのいわゆる「労働問題」を主に扱う。動物好きでフクロウを飼育中。編著に『ブラック企業に倍返しだ!弁護士が教える正しい闘い方』(ファミマ・ドット・コム)。『弁護士 岩沙好幸の白黒つける労働ブログ』も更新中。アディーレでは、残業代の請求を完全成功報酬とするキャンペーンを実施中!詳しくはコチラ