「小遣い制」は断固NG!子どもへの正しいお金の与え方

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『WooRis』記事の「実は間違ってる!? “小遣い制”が子どもをダメにする危険」では、マネーマネジメント・コーチ小泉俊昭さんの著書『かわいい子には「こづかい」をあげるな!』をもとに、小遣い制が子どもの将来にとっていかに有害となりうるのかをお届けしました。

とはいえ、子どもが成長するにつれて、欲しいものがあったり、友達と遊び行ったりで、お金が必要となる機会は増えてきます。その費用は一体どうすればいいのでしょうか?

今回は同書をもとに、子どもにどのようにしてお金を渡せばいいのか、小遣い制に替わる手段2個をお届けしたいと思います。

 

■1:必要経費が発生するたびに親子で話し合う

“決まった額のお小遣いを与えて、あとは知らん顔”というのではなく、小泉さんはまず“必要経費が発生するたびに親子で話し合う”という方法を勧めています。

必要経費とは、たとえば以下のようなものです。

<スポーツや習い事の費用/友達と遊ぶための最低限の費用(内容をよく聞いて)/友達に会いに行く時の交通費(相手や距離による)/旅行に行ったときの友達のお土産代/イレギュラーなお祭りなどのイベントにかかるお金/本の購入など学習に関わるもの/必要最低限プラスアルファの洋服代/携帯代の一部(高校生)>

こうした必要経費が発生するたびに、親子で話し合うことによって、親子間のコミュニケーションが密になります。子どもがどんなことに興味があるのか知るきっかけにもなるでしょう。

また、小遣い制の場合、子どもは「自分で勝手に使っていい」と思いますから、安易に使いたいだけ使ってしまいがちです。この点、“必要なものがあればその都度話し合う”という手続きは、子どもに「自分にとってそれは本当に必要なのだろうか」とじっくり考えさせることにもつながります。

 

■2:家事労働でお金を稼がせる

「実は間違ってる!? “小遣い制”が子どもをダメにする危険」では、小遣い制がお金に対して受け身な姿勢をもたらすことをお伝えしました。子どもには、“お金は何もしないで得られるものではなく、人の役に立つことで得られるものだ”ということを教えていく必要があるでしょう。

そのために、家事や家業を手伝わせて、子ども自身にお金を稼がせるという手段は有効です。

この場合、ひとつ気を付けたいのは、“労働としてお金が発生する家事”とは何か、あらかじめはっきり決めておくこと。つまり、“お金がもらえる手伝い仕事”と“親切や良心からの無償行為”とをきちんと区別して子どもに認識させる必要があります。

たとえば、具合の悪い家族を看病したり、急な雨の際に洗濯物をとりこんだりする行為は、“家族への思いやり”からすることなので、対価は発生しません。

 

■“お金の教育”と“道徳教育”とは別物

“家事労働でお金を稼がせる”という方法に対しては、「なんでもお金に換算する執着心の強い子になるのではないか」と不安視する人もいますが、この方法で実際にふたりの息子を育てた小泉さんは「そうはならない」と否定しています。

というのも、“お金の教育”と“道徳教育”とは別物だからです。日頃から親子のコミュニケーションを密にして、“お金とは違う、愛情や友情で行動するのはどんなことなのか”についてもきちんと話しあっていれば、“労働”と“愛情・親切心”の違いがわからない子どもには育つのではないでしょうか。

なお、上の“必要経費”と異なり、家事労働で得たお金の使い道は子どもに任せます。自分で働いて得たお金なのですから、使い道も真剣に考えますし、仮に無駄遣いしてしまった場合でも、「来月まで待てばまたもらえるからいいや」ではすみませんから、“やりくり”や“お金の大切さ”を学ぶ効果は、小遣い制よりもずっと高いのです。

 

以上、子どもにどのようにしてお金を渡せばいいのか、小遣い制に替わる手段2個をお届けしましたがいかがでしたか?

どれくらいの額をどんなタイミングで渡すにせよ、大切なのは、親子のコミュニケーションです。子どもに「お金が欲しい」という欲求が芽生えたときこそ、子どもとお金について真剣に話し合うチャンスだと捉えましょう。

『かわいい子には「こづかい」をあげるな!』(99円の電子書籍版もあります)では、上で紹介した以外にもさまざまな“お金の教育”について述べられているので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。

 

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【参考】

小泉俊昭(2012)『かわいい子には「こづかい」をあげるな!』(株式会社ソーシャルメディアインデリジェンス)

 

【画像】

by.noriqnub