「自殺率の高い職業」4位弁護士、3位金融関係者…それを超える1位は?

by 中田綾美 |

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日本人の死因の1位は“がん”だということはよく知られていますよね。これは全年齢でのデータですが、実は20~39歳だけで見れば“自殺”がワースト1位だというのをご存じでしょうか?

自殺に至る原因にはさまざまなものがありますが、特にこの年代においては“仕事上でのストレス”が大きく影響していることと思われます。

そこで今回は、カナダの情報サイト『The Richest』などを参考に、“自殺率の高い職業”の上位4つをご紹介します。

 

■第4位:弁護士(平均的な自殺率の1.33倍)

アメリカでは、弁護士の卵であるロースクール生の時点で、すでに4割がうつ状態であるとのこと。また、就職してからもうつ病のリスクは平均の4倍にもなるといいます。

長時間労働、難解な事件、厄介なクライアント……こうした弁護士業にまつわるさまざまなストレス要因が、弁護士を自殺に追い込んでしまう背景にあるようです。

 

■第3位:金融関係者(平均的な自殺率の1.51倍)

不景気になると自殺者は増加する傾向にありますが、特に不況の影響が大きいのは金融業。2008年のリーマンショック以降、破産した株式ブローカーによる飛び降り自殺が相次いでいるようです。

どんなに優秀なトレーダーやアナリストでも景気の動きを100%正確に予測することはできません。たった1度の判断ミスで全てを失い、さらには莫大な借金を背負うリスクも……。

こうした強いプレッシャーから、金融関係者がメンタルを病むリスクは高く、それが自殺率の高さにもつながっているようです。

 

■2位:歯科医(平均的な自殺率の1.67倍)

歯科医は“患者の口のなか”という狭いスペースで緻密な作業を行う必要があります。もちろん失敗は許されませんし、神経の磨り減り度が半端ではありません。

おまけに、“歯医者=痛い”という悪いイメージがあり、また実際に痛みを伴う治療もあるため、治療に非協力的だったりクレームをつけてきたりする厄介な患者も……。

さらに、歯科医になるまでの学費や開業費などが相当かかっている割には、必ずしも高収入や経済的な安定が保証されているわけでもありません。ストレスの非常に大きい職業のひとつといえるでしょう。

 

■第1位:医師(平均的な自殺率の1.87倍)

『WooRis』の過去記事「“うつ病になりやすい職業”5位芸術家、4位医師…それを超えるベスト3は?」でもお伝えしたとおり、仕事で過剰なストレスを抱える医師はうつ病のリスクが高いようです。

しかも医師の場合、“自分の評判に傷がつくのでは?”というおそれから治療を受けたがらない傾向があり、うつの症状を深刻化させてしまうことも……。さらに薬物での自殺方法にも精通していることも自殺率の高さに関係しているのではないか、といわれています。

 

以上、自殺率の高い職業上位4つをお届けしましたがいかがでしたか? 日本とは環境が少し違う職種も含まれるかもしれませんが、いずれも一見すると“恵まれた”職業ばかり。人知れず苦しんでいる人も多いのかもしれませんね。

身近にこうした職業に就いている方がいる場合、過去記事「身近な人は大丈夫?“自殺したい”と思っている人が出すサイン5個」で紹介した兆候が出ていないか、注意深く見守るようにしましょう。

(ライター 中田綾美)

 

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【参考】

The 10 Professions With the Highest Suicide Rates - The Richest

Stress In Dentistry — It Could Kill You! - Oral Health

死因順位(第5位まで)別にみた年齢階級・性別死亡数・死亡率(人口10万対)・構成割合 - 厚生労働省