肥満だけじゃない……言語発達にも!子どもの「テレビの長時間視聴」による悪影響

by 坂本正敬 |

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「テレビばっかり見てないで、外に遊びに行きなさい!」「また、ゲームばかりしている!」などと、気が付けば子どもに小言ばっかりを口にしている親御さんも少なくないと思います。

とはいえ実際にテレビを見すぎると、子どもにどういった悪影響があるのか、正確に言える人は少ないのではないでしょうか?

そこで今回は、米国小児科学会や東北大学の情報を基に、“長時間のテレビ視聴が子どもに与える悪影響”をまとめます。

 

■テレビ視聴時間の長さは子どもの成長に悪影響

もちろん、テレビは完全な悪ではありませんよね。Eテレなど一部の番組は子どもにとてもすばらしい影響を与えてくれる存在だと思います。

ただ、テレビの見過ぎにはやはり要注意! 米国小児科学会や東北大学の調べによれば、子どもの肥満の確率が高くなる上に、言葉を理解したり発信したりする能力の成長に悪影響が出ると分かったんです。

なんでも、脳の“灰白質”と呼ばれる神経細胞の集まった部分の成長に影響が出てしまうとか。育ち盛りの子どもを持つ親御さんとしては聞き捨てならない話です。

 

■肥満度の悪化と脳への悪影響

(1)肥満への影響

実験の詳細は以下の通り。米国小児科学会の調査では、9歳から16歳の女の子4,287人と男の子3,505人をサンプルに、テレビやゲームの視聴時間と肥満の関係を調べました。

その結果、1日のうちのテレビの視聴時間が1時間増えるごとに、子どもの体格指数(BMI)が0.09ポイント上がると分かりました。このBMI、数値が低いほど肥満度が低いことを意味します。

テレビを見る時間が長くなれば、その分だけ体を動かす時間が減ります。食品などのテレビコマーシャルを見れば、冷蔵庫にある食べ物も食べたくなりますよね。

(2)言語理解と表現への悪影響

一方で東北大学は5歳から18歳(平均11歳ほど)を対象に、テレビを見る時間が脳にどのような影響を与えるか、3年間にわたり調べました。

その結果、長くテレビを見すぎる子どもは、言葉を理解したり表現したりする能力の低下が示されたとか。無制限に見させるような習慣は注意すべきだという結論が出されています。

 

■バーチャルな世界だけは要注意

ちなみに少し古い話になりますが、京都国際マンガミュージアムで2009年に行われた宮崎駿と養老孟司の対談でも、幼いころからゲームやテレビ、アニメ、マンガなどバーチャルな世界に触れすぎている子どもの将来が心配されていました。

子どもは見たものを全て本物だと考えるため、架空の世界を本物だと信じてしまう恐れがあると指摘されていました。

 

以上、“長時間のテレビ視聴が子どもに与える悪影響”をまとめましたが、いかがでしたか?

忙しいかもしれませんが、子どもの健やかな成長のためにも、テレビやゲームの電源を切らせて、子どもをもっといろいろな世界に連れ出してあげたいですね。

(ライター 坂本正敬)

 

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【参考】

Adiposity and Different Types of Screen Time – American Academy of Pediatrics

長時間テレビ視聴が小児の高次認知脳領域の発達性変化や言語性知能に悪影響を与えることを発見 ~発達期の小児の長時間のTV視聴には一層のケアを喚起~ – 東北大学

 

【画像】

※ Lisa S. / Shutterstock