毒親になりたくない親へ、子どもの「思いやり力」を育てる簡単なルール

by 大山奏 |

子育て, , ,

子どものためにと思ってやっている行動が、子どもをどんどん追い詰めてしまっていることって、結構あるものですよね。自分が考えてみても、親から言われた一言で酷く傷ついてしまった経験ってありませんか?

そんな風に子どもに悪い影響を与えてしまう毒親にならないためには、どうしたらいいのでしょうか。

子どもには人のことを考えられる思いやりのある子に育ってほしいと思っていながらも、実際にはそれとは反対の性格に育ててしまうことがあるようなのです。

今回は心理カウンセラーの玉川華世さんに、子どもの思いやり力を育てる方法を聞いてみました。

 

■1:子どもに共感する

「子どもの思いやり力が育つと、相手の表情や言葉・行動から、相手の気持ちや考えを察してその場に適した行動ができるようになります。思いやり力を育てたいときは、周囲の大人が子ども本人の気持ちや考えを察したり、共感したりしてあげることが重要です。

共感といっても、そんなにむずかしいことはありません。

お腹をおさえていたら「お腹痛いの?」と声をかけたり、お父さんの帰りが遅い日が続いたときは「お父さんとなかなか遊べなくて、さびしいね」と言ったりなど、普通の声かけで大丈夫です。

他人に気持ちや考えを察してもらえたり、共感してもらえたりすることは、言葉やコミュニケーション能力が育ちきっていない子どもにとって、とても嬉しい体験です」

“親に自分の気持ちをわかってもらえていると感じると嬉しくなる”という体験は、みなさんも思い当たる記憶があるのではないでしょうか? 親に限らず、誰かに自分の感情を共感してもらえると安心感や自信につながりますよね。

玉川さんによれば、このように嬉しい体験をした子どもは、自分も他人に共感するようになっていくそうです。

「共感してもらえる嬉しい体験をたくさん積むと、子どもは次の2つのことを学びます。1つは“共感されることは、嬉しいことである”ということ。もう1つは“他人と接するときは、共感という方法もある(新しいコミュニケーション術)”ということです。

子どもは、自分が“嬉しい”“楽しい”と感じたこと、新しく学んだことは生活の中でどんどん実践します。実践すればするほど、能力は向上しますので、結果として相手を思いやる力が、すくすくと育ちます」

子どもの成長する力ってものすごいですよね! その成長を促すためにも、まずは親が子どもにしっかりと共感をしてあげることが重要なのですね。

 

■2:子どもだって一人の人間だと思って接する

「一番大切なのは、幼い子どもであっても自分とは別の人格をもった他人であることを親が自覚することだと、私は思っています。

自分とは違う他人なのだから、親がおもしろいと思ったとしても、子どもがおもしろいと感じるとは限らない。だから、一方的に“おもしろいよね”と決めつけずに、子ども本人の言葉を待つのが大切です」

子ども本人の言葉を待つことは、思っているよりも根気がいるかもしれません。でも、その根気が子どもの思いやりを育てると思えば、待つことの辛さも我慢できるのではないでしょうか。

 

いかがでしょうか? 共感というと、心理学の用語などで出てくるので、なんだかむずかしく感じてしまいますが、例を見てみるとそんなにむずかしいことでもなさそうですよね!

でも、確かに「子どもは自分とは違う」とわかっていても自分の価値観を押しつけてしまうことはありそうです。普段からこういうことに気をつけて接してあげることで、子どもは自発的に相手に共感する力を身につけていけるのですね。

(ライター 大山奏)

 

【関連記事】

※ 無気力な子どもに育ってしまう「親の呪いのフレーズ」2つ

※ ママが男の子に教えるべき「人付き合い」のたった1つの秘訣

※ 喧嘩を止めないで!逆に「暴力的な子ども」に育ってしまうNG子育て3つ

 

【Specialコンテンツ(PR)

※ まがいもの…に要注意!乾燥ケアの新常識「美容オイル」の正しい選び方

たった5分でツヤ髪に!? 日本初上陸の話題のセルフヘアカラーを試してみた

※ もう失敗しない!忙しいママでも簡単な「置き換え酵素ダイエット」が話題

 

【姉妹サイト】

※ 「早くして」は言いたくない!子どもとの朝をもっと楽しむコツ4つ

※ 食べ過ぎを帳消し!たった1杯でおデブ化を阻止するジュースとは

 

【取材協力】

※ 玉川華世・・・家族や友達との関係で、多くの傷つき体験を持ちながら、その傷つきに気がつかず大人になり「なぜこんなにも私の人生はうまくいかないのか」と疑問を持ったところから、心理学と出会い、現在は心理カウンセラーとして活動中。以前は恋愛専門だったが、職場の人間関係をうまくまわすコツ、企業の心をつかむ転職活動のやり方、子どもの心を豊かにする接し方など、最近は、幅広いテーマを扱っている。『男と女の成長心理学

 

【画像】

※ AnnaVel / Shutterstock