防災アドバイザーが教える「震災直後にやってはいけない」NG行動

by 大山奏 |

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あなたは大地震が起きたとき、正しく行動できる自信はありますか? 普段から避難訓練などを行っていても、いざとなると冷静な判断力を欠いてしまうというケースは非常に多いですよね。

人間なので、そこは仕方がないですが、知識はないよりはあったほうが断然有利です!

今回は防災アドバイザーの高荷智也さんに、地震が起こったときに意識すべき行動3つと震災直後のNG行動を聞いてみました。

 

■1:二次災害から身を守る

「大地震に巻き込まれた場合の行動では、二次災害から身を守ることが重要になります。まず火災対策、自宅や近所から火が出た場合は即座に初期消火を試みます。

大地震時は消防車が来ないため、火災を消せなければ地域全体に延焼して全てを失うことになってしまいます。消火器、手投げ式の消火弾があれば用いましょう。なければ毛布やバスタオルを水で浸して火元に覆い被せるようにして消火を行いましょう」

今、「消火器の使い方なんてわからないや」と思った人。要注意ですよ! 消火器などは普段は触らないため、実際の使い方がなかなかわからずに慌ててしまいがち。地域の防災訓練などで一度体験してみるのもよさそうです。

 

■2:避難ルートの検討

「次に必要なのは避難の準備です。地震の二次災害、津波・土砂災害・噴火などは、事前に準備をしても防ぐことは不可能なため、避難をすることが命を守る対策になります。

地域のハザードマップ(災害地図)をみて、どのような災害に襲われる可能性があるのかを普段から知っておき、避難場所、ルートも検討しておくことが大切です。

また、避難所へ移動するための準備は後回しにします。なぜなら生死に直結するものではないからです。地震の揺れが収まり、二次災害の危険もなければ、自宅にとどまりましょう。自宅が破壊されている場合のみ避難所へ移動するようにするのが正解です。

避難所へ移動する場合は、自宅のブレーカーは落としておくこと。停電から回復する際の通電で火災が生じることを防ぐためです」

地震が起こったらあなたはどこへ逃げますか? 家からの避難ルートももちろんですが、会社にいる場合の避難ルートなどもしっかりと知っておく必要がありますよね。

 

■3:場所別の避難の特徴

「海辺ならば津波対策、津波の恐れがある地域の場合は一刻も早く避難しましょう。倒壊した自宅や倒れた家具に邪魔されて家の中から出られないとそのまま溺死する可能性があるため、建物と家具に対する対策が重要になります。

さらに土砂災害対策の場合。自宅が山間、崖の下、谷の出口にあたる場合は、地すべり・崖崩れなどに巻き込まれる可能性があるため、震災発生から速やかに避難場所へ移動できるようにしておきましょう。

原発が近い場合はメルトダウン事故に備えた避難準備も必要です。直接の被災にならなくても、風向き次第では避難が必要な場合があるため、事前に計画をしておくことが大切です」

自分が住んでいる場所によっても避難の仕方や重要度が変わってくるのですね。普段から自分の住んでいる場所をしっかりと把握しておくことが第一歩のようです。

 

■地震直後のNG行動

最後に、地震直後にやってしまいがちなNG行動についても聞いてみました。

「“地震すぐ火を消せ”は昔の用語です。最近は強い揺れに襲われると自動的にガスの元栓がとじるようになっているため、“地震まず身の安全”が最近の用語になっています。

また、防災グッズの定番であるロウソクとライターは、大地震用には用意してはいけません。なぜなら、地震直後はガレキや粉塵で火災が起こりやすく、また余震の可能性もあるため、裸火を用いることは絶対に避けなくてはならないからです。ろうそくとライターを用意している人はLEDライトと電池に置き換えるべきです」

勉強になりますね。地震のあとには火災が来るという頭だけで動いてしまうと、危ないこともあるようです。

 

いかがでしょうか?

地震が起きたとき、すぐには頭が働かなくても、どのような行動をするのが正しいのかを知識として持っておくことは非常に重要です。

万全の備えをして、自分や家族の身を守れるように、普段から知識の吸収は怠らないようにしたいですね。

(ライター 大山奏)

 

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【取材協力】

※ 高荷智也・・・備え・防災アドバイザー。「死なないための防災対策」と「経営改善にもつながるリスク管理」のポイントを解説するフリーの専門家。地震や噴火といった自然災害、新型インフルエンザなどの感染症、テロ・金融危機などの社会不安まで、個人と家庭が行うべき事前対策と事後行動を詳しく紹介。分かりやすく実践的なアドバイスに定評があり、テレビ・新聞・メディアなどへの出演多数。運営サイト『備える.jp

 

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※ hashisatochan / PIXTA(ピクスタ)