アベノミクスでも株式投資で大損しちゃう人の特徴4個

by 中田綾美 |

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アベノミクス効果もあって株価の上昇が止まりません。「もしかして私にもチャンスあり!?」と、この機会に株式投資を始めてみようかと検討されているかたも多いのではないでしょうか?

ただし人間、欲に目がくらむとロクなことがありません。株式投資は自己責任。生半可な気持ちで取り組むと、儲けるどころか損ばかりで、みるみる資産減少……というおそれもあります。

そこで、株式トレーダー若林史江さんから、株式投資で大損しがちな人の特徴についてお話をうかがいました。トレード・デビューを検討中のかたは、自分に当てはまる特徴がないかぜひチェックしてみましょう!

 

■1:自分の負けが認められない人

株式投資で儲け続けるためには、“上手に負ける(損する)”ことが最も大切。逆に、自分の負けが認められない人は、株式投資で大損するリスクが高くなります。

若林さんの話によれば、実はプロのトレーダーであっても、取引の勝率が2割なんて人も珍しくないのだそう。つまり、株式取引を10回行って、そのうち8回損しても、残り2回で大きな利益を上げることで、トータル収支がプラスになるのです。

勝率2割でもトータル収支をプラスにするには、1回あたりの負け額をなるべく小さく抑えなければなりません。きちんと株で儲けている人は、「これは値上がりするだろう」と予測して買った株式の価格が、ある水準まで値下がりすれば、あっさり自分の負けを認めて株を売り損失を確定させているのです(株式用語で“損切り”といいます)。

“損切り”は、株式投資の入門書で必ず触れられているほどの重要なルールなのですが、これを実践するのはものすごく難しい。自分の予測がはずれてもつい「そのうち回復するんじゃないか」と今後に期待したくなります。

ましてや自分の負けが認められない人だと、どんなに株価が暴落しても「株価よ上がれ!」と念ずるばかり。結局、損切りのタイミングを逃して、「こんなに値下がりする前に売っておけばよかった」と後悔することになりがちです。

 

■2:おっちょこちょいな人

株の取引は、今や多くの人がネット上で行っています。

ネットトレードの操作は本当に簡単なのですが、ただネットショッピングと同じく、クリックひとつで注文が確定してしまうので、慎重さは必要。

2005年には、ある証券会社が注文をまちがえて株式市場が大混乱に陥ったこと(ジェイコム事件)がありますが、個人のトレードでも注文ミスで痛い思いをすることがあります。

たとえば、数字を打ち間違えたり、“売り”と“買い”のボタンを間違えたり……。

ミスに気づいても、「すいません! 今のはナシで取り消しにしてください」という言い分は通りません。

株価が急激に動いたときなどは、ただでさえ焦って注文ミスを起こしやすいもの。ましてや、日頃からおっちょこちょいだという人は、ネット取引は「クリックひとつでお金が動く」ということを十分心得て、慎重に行いましょう。

 

■3:思い込みの激しい人

若林さん曰く、株価が上がったり下がったりするのは、“美人投票”のようなものなのだそう。

“美人投票”では、「この人は魅力的!」と多くの支持者を集めた人が優勝するのと同様、株価の場合、ある銘柄を見て「これはお買い得!」と市場参加者の人気が集中すると値上がりするというわけです。

ですから、「これはお買い得!」といくらあなたが思っても、大勢が「これは高すぎる」と判断すればその銘柄の株価は下がってしまいます。

よく株で損すると、「あの株は絶対上がるはずだったのに市場がインチキ」などと逆ギレする人がいますが、こういう思い込みの激しい人が株式に手を出すのは非常に危険。自分主体でしかモノが見られないと、上で紹介した“損切り”のタイミングも遅れがちです。

株価を決めるのは自分ではなく世間の判断。損したということは、市場ではなく、自分の判断がデタラメだったいうことです。自分の思い込みにとらわれず、常に「みんながどう思うか?」を判断しようとする姿勢が、株式投資では重要といえるでしょう。

 

■4:背水の陣でトレードしちゃう人

相場の格言で「命金には手を付けるな」というものがあります。“命金”とは、自分の生活費など失うと困ってしまうようなお金のこと。そんな大切なお金を株式につぎこむと、「絶対に負けられない」という恐怖から冷静な判断ができず、利益を出すどころではありません。

ですから、これから株式取引を始めようとする人は、“へそくり”のようなプレッシャーのかからないお金でトライしてみてください。もし、連戦連敗で全て失っても、「いい勉強になったな」と思えるくらいの余剰資金で行うのが望ましいです。

くれぐれも、生活費、あるいは夫婦でこつこつ貯めてきたお金には手を出さないように!

 

以上、株式投資で大損しがちな人の特徴4個をお届けしましたがいかがでしたか? 心当たりのある人は、実際にトレードを始める前に「自分にはこういうクセがあるから気を付けなきゃ!」と気を引き締めましょう。

余裕のあるお金で、いつも冷静に慎重に、かつ損切りは素早く。この心得を忘れずに、また株についてきちんと勉強もして、せっかく訪れた上昇相場のチャンスをぜひ生かしたいものですね!

 

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【取材協力】

若林史江・・・19歳で投資顧問会社の営業にたずさわり、株の魅力に取りつかれる。20歳の時、2カ月で1,000万円の利益を出した経験を持つ。「兜町の株姫」と言われるほど人気のトレーダー。著書に『株が好き』、『若林史江の儲かる株えらび』などがあるほか、雑誌やテレビ等、各種メディアで発言する機会も多数。毎週月曜日午後5時よりMXテレビ「5時に夢中」にレギュラー出演中。

 

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