ゴリゴリ押して「気持ちいい~」が実は肩こりを悪化させている

by 中田綾美 |

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日本人の大人の3分の2は悩まされているという“肩こり”。あなたはどんなふうに対処していますか?

指圧器でセルフケアする。家族に揉んでもらう。プロのマッサージを受ける……など、方法はいろいろあれど、どれも「気持ちいい~」のはその場かぎり。すぐに肩こりがぶり返してしまうという悩みを抱えている方も多いことでしょう。

それもそのはず。実は、肩こりを解消するのに、強く揉んだり押したりするのは逆効果なんです!

今回は、“さとう式リンパケア”考案者の佐藤青児氏の著書『肩こりは10秒で治る 揉まない押さない引っ張らない』を参考に、マッサージで肩こりが悪化する原因と“本当に正しい肩こり解消法”をお届けしたいと思います。

 

■1:マッサージすればするほど実は逆効果

硬いステーキ肉は、焼く前にバンバンたたいたり揉んだりして柔らかくしますよね。肩こりにマッサージをするのは、これと同じようなものなのだそう。

人間の筋肉は細い繊維が束になっており、“筋膜”という袋状の膜に覆われています。“肩こり”のときには、筋肉がパンパンに張り、筋膜も張り詰めた状態になっているそうです。

そこへ押したり揉んだりといった強い力が加わると、筋膜はビリビリと細かく破れ、さらに筋線維も断裂してしまうのだとか!

マッサージしてもらうと「イタ気持ちいい~!」という感覚がありますよね。でも、これって筋膜や筋線維が破れることによってもたらされる感覚なのです。

たしかに、パンパンに張っていたものが解放されることで、筋肉はほんの少し柔らかくなります。でも、マッサージ中や直後は気持ちよくても、実際には筋膜と筋線維が損傷しているので、からだにいいわけがありません。

しかも、断裂した筋線維が再生するときには、以前よりも硬くなるといいます。このため、マッサージすればするほど、肩の筋肉はどんどんガチガチになってしまうおそれがあるのです。

 

■2:正しい“肩こり解消法”はこれ!

マッサージで悪化するおそれがあるのならば、肩こりは一体どうやって解消すればいいのでしょうか?

肩こりとは、肩の筋肉がパンパンに張った状態なので、強く押したり揉んだりするのではなく、“筋肉をゆるめる”ことが大事なのだそうです。

特に、座り仕事でじっとしていることが多く、肩の筋肉がガチガチにかたまっている人にオススメしたいのは“スローランニング”。狭い歩幅で時速4~5キロくらいでゆっくり走るスポーツです。

ゆっくり走りながら腕を動かすことで肩の筋肉を適度にゆらすことができ、ガチガチの筋肉をゆるめるのに効果的とのことです。

他方、ジョギングや筋トレなどの激しいスポーツは、負荷が大きすぎて筋肉を疲弊させてしまうおそれも。肩こりは運動不足も原因だといわれますが、いきなり激しいスポーツに取り組んでは逆効果になりかねないので注意しましょう。

 

以上、マッサージで肩こりが悪化する原因と“本当に正しい肩こり解消法”をお届けしましたがいかがでしたか? 肩こりにお悩みの方は、一時しのぎのマッサージよりも軽い運動で筋肉をゆるめるようにしましょう。

(ライター 中田綾美)

 

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【参考】

※ 佐藤青児(2013)『肩こりは10秒で治る 揉まない押さない引っ張らない』(祥伝社)

 

【画像】

Subbotina Anna / Shutterstock

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