パートより聞こえはいいけど…「地域正社員」として働くリスク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存

pixta_17857006_s共働き世帯が増加している現代社会では、様々な雇用形態が存在していますね。最近よく見かける求人広告に“地域正社員”があります。

パートで働いているというよりも、「地域正社員として働いている!」と言えるのは少しカッコイイような気がしますよね。

この“地域正社員”ですが、メリットはもちろんたくさんあるのですが、デメリットも知っておきませんか?

そこで今回は、実際に某アパレルショップと某大手コーヒーチェーン店で地域正社員として勤務している、子育て中の30代のママにお話しを聞いてきました。

また、地域正社員という括りはどういったものなのか、お金や雇用についてのセミナー講師として活躍している市川量一さんに伺いました。

そこで見えてきた“地域正社員”として働くリスクを紹介していきます。早速チェックしておきましょう。

 

■“地域正社員=限定正社員”…その概要とは?

近年、“地域正社員”と呼ばれる雇用形態は、正式には“限定正社員”という括りになると、市川さんが教えてくれました。

「勤務時間や勤務地といった雇用条件が限定されている働き方のことを“限定正社員”といいます」

確かに地域正社員募集という求人広告を見ると、「転勤ナシ!」といった文言や、「勤務時間の相談に乗ります!」「福利厚生が受けられます」という、主婦にとってはとても嬉しい内容が書かれていますよね。

転勤のある職場だと、子どもがいる場合は長く続けるのは難しいですし、残業なしで決まった時間にシフトを入れてもらえるのは主婦としては理想の働き方ように思えます。

さらに福利厚生まで受けられるとなれば、これは好待遇なのでは……と期待してしまいますが、注意が必要な部分もあります。

「契約によって定められた勤務地が万が一閉店といったことになると、当然解雇されてしまいます。

正社員であれば、他店舗に転勤ということになりますが、地域正社員だと解雇の対象になってしまうんですよ。

給料も、同じ仕事をしていても正社員と地域正社員とだと違うといったことが起こります」

せっかく仕事を始めたのに、閉店などで解雇されるリスクがあるのは不安ですよね。また、給与の差が大きければ大きいほどモチベーションを維持するのも難しそうです。

 

■正社員と給料差を感じる日々にストレス

では、実際に地域正社員として働いている人はどういった気持ちなのでしょうか。

「正社員との給料の差は感じますね。正社員登用の道もあると上から言われて日々働いていますけど、現段階では地域正社員のままですし、大幅な給与アップもされていません。ストレスにはなっています」(アパレルショップ・30代女性)

同じ仕事量をこなし、むしろ正社員から「これやっといて~」といわれることの方が多いという彼女は、仕事の内容と量、そして給料に不満があるというのが本音なんだとか。

 

■出世の階段を登った先にも待遇の違いが

「今は“地域正社員”として一生懸命に働いて、いつかは正社員! 店長になって本部社員になりたい!」と、高いモチベーションを持って地域正社員として働く女性は、“出世”について気にしているようです。

「学歴重視ではないことだけが救いです。でも、実際に地域正社員だと最高に出世しても店長どまりだと聞きました。どう頑張っても、本部社員には地域正社員出身だとなれないと聞いたときはショックでしたね。

ちなみに、同じ店長でも正社員出身か地域正社員出身かでも待遇が違うとも聞きました。天井が違うし、待遇も差がある……悔しいですよね」(コーヒーショップ・30代女性)

どの会社もそうだとは限りませんが、正社員と地域正社員の“溝”がある会社もあるようです。

 

■社会保険加入になって目減りする手取り額

育児の傍ら仕事をしようと思ったという女性は、福利厚生面の充実が嬉しいと思って地域正社員の求人に応募したといいます。しかし、実際には乗り越えなければならない壁がありました。

「週20時間以上の勤務が地域正社員としての採用の壁でした。幼稚園に娘が行っている間の勤務なら可能だな……と思い、平日の4時間を週5日で採用してもらいました。結果、雇用保険や社会保険に加入することになり、夫の扶養を抜けることになりました。

夫の会社から支給されていた配偶者手当が無くなったこと、配偶者控除がなくなり夫にかかる税率が優遇されなくなったこと、わたし自身のお給料からは社会保険料がひかれて、当初思っていたよりもかなり手取りが少なくなってしまいました。

なんのために働きに出たのかわかりません」(アパレルショップ・30代女性)

扶養控除や国民年金の第三号制度といったように、専業主婦でいることには様々なメリットがあるのが現状です。専業主婦であることによってご主人の税金が安くなっていたり、手当がもらえていたりすることでしょう。

家計の助けに……と地域正社員として働きに出たものの、意外にも出費がかさみ家計の収支が大差ないというケースが多いようですので、気をつけたいですね。

 

いかがでしたか? 魅力いっぱいの地域正社員ですが、一方で地域正社員として働くリスクやデメリットも多く存在するようです。

自分はもちろん、家族が納得して働ける雇用形態を選択することが重要になります。仕事探しの際は、今回の話を思い出してみてくださいね。

(ライター 清水希枝)

 

【関連記事】

1位岩手「65歳以上まで働ける会社が多い県」ランキング…最下位は?

※ 負い目を感じる必要なし!育児において「働きママだからこそ良かった事」4つ

※ それか!貯金一千万超えの人があかす「貯まった秘訣」真似るしかない1位は

 

【Specialコンテンツ(PR)

※ 【FPが解説】徹底比較!食洗機と手洗い、お得なのは…

※ これは衝撃!秋冬の●●をやめるとおこる「シミ・リバウンド」とは

※ たったの15秒で・・・一味違う「幹細胞コスメ」がすごい!

 

【画像】

※ siro46 / PIXTA(ピクスタ)

tagタグ一覧