3歳までが勝負!国語の読解力をあげる「感情学習」とは

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「子どもの学力を上げるためには、まず国語の力が大事!」とお考えの方は多いと思います。算数や数学、英語など、他の教科もすべて大事ですが、その科目を学習するにあたって基本となるのは国語。教科書や資料を読んで理解するには、当然、国語の力がなければなりませんよね。

そんな国語の力をお子さんにつけてやりたいとお考えの親御さんの中には、お子さんに読書をさせたり、読み聞かせを続けたりしている方も多いのではないでしょうか。本が好きな子は国語が得意というイメージはあると思います。

ですが、読書さえしていれば国語の学力が向上するとは限らないのです。実は、読書によって国語の力をつけさせるには、3歳頃までに親がお子さんにしておくべきことがあるというのです。

今回は、子どもの教育事情に詳しい鶴田式算数塾(東京都江戸川区)の鶴田進先生のお話を参考に、国語の力をつけるために親が子どもにしておいたほうがいいことについてお伝えします。

 

■読書で国語の成績は上がるの?

たくさん読書をする子は国語の成績がいいと思っていませんか? たしかに、本に慣れ親しんでいて、文章をたくさん読んでいれば、国語が得意になりそうですよね。

ですが、鶴田先生によれば、「読書をしているだけでは、国語が得意になったり、成績が上がったり、ということにはならない」のだそうです。

もちろん、読書をしない方がいいということではありません。ですが、国語の読解力には、読書だけではなく、実は3歳頃までの“親のかかわり方”が大事なのだそうです。それはどういうことなのでしょうか。

 

■3歳頃までにやっておくべきこと

0歳から3歳頃までの時期にやっておいた方がいいこと、それは、親がお子さんに“感情”を教えてあげることなのだそうです。

喜怒哀楽の感情というのは、生まれながらに持っているわけではありません。感情は、生まれてから学習しなければならないもの。そしてこの“感情学習”は、幼児期に親がしてあげなければならないことなのだそうです。

では、その“感情学習”とは、何をしてあげればいいのでしょうか。

“感情学習”というと難しそうですが、実はそれほど難しいことではありません。鶴田先生によれば、「親が子どもに感情を学ばせるには、日常生活の中で、ちゃんと子どもと一緒に遊んだり、ときにはけんかをしたりすればいい」のだそうです。

親子で、たくさん話し、笑い、怒り、泣くこと、これが感情学習なのです。そうして子どもは、親との日常生活の中で感情を習得していきます。そして、この感情学習は、本やビデオではできないことなのだそうです。

 

■感情学習できた子の読解力が伸びる理由

幼児期にしっかりと感情学習をできた子どもは、本を読んだときに、その場面や状況から、感情を読み取ることができるようになるとのこと。つまり感情移入ができるようになります。

そして、鶴田先生によれば、「この感情移入がかんたんにできることが、読解力の伸びにつながる」のだそうです。さらに、本を読む楽しさ、面白さもわかるようにもなります。

逆に、感情学習が足りない子どもは、感情移入ができませんから、本を読んでも感情を読み取ったり、行間を読んだりすることができないとのこと。こうなると、小学校高学年頃から、読解力が伸びなくなってしまうのだそうです。これが、国語の学力、成績の低下につながるのです。

 

■やっていないと小4くらいから差が…!?

最近は乳幼児期から英語や計算などの早期教育をされるご家庭も増えていますが、もしもその時期、感情学習を置き去りにして、いわゆる“お勉強”的な教育を優先させるようなことばかりしてしまうと、国語の力も伸びないばかりか、結果的には、勉強ができなくなってしまう可能性があるそうです。

幼少期にちゃんと感情学習をしていなかったお子さんの場合は、勉強ができていたとしても、それは、小学校3年生程度までしかもたないということ。学習の中で、感情理解が必要になってくる小学校4年生頃から、だんだん勉強ができなくなってくる可能性があるそうです。

感情をちゃんと教えなければならない乳幼児期は、子どもの心の土台を育てる大事な時期のはずですよね。そこで無理をして勉強を優先させたりすると、小学校の後半頃からそのツケがまわってきてしまうかもしれません。この点には注意した方がよさそうです。

 

いかがでしたか。お子さんがたくさん本を読んでいたとしても、作者が伝えたいこと、登場人物の気持ちなどがうまく理解できず、ただ読んでいるだけだったとしたら、それは心配なことですよね。当然、国語の力にもつながらないでしょう。

お子さんに感情を教えてあげるためには、親がしっかりと子どもと向き合わなければなりませんから、とてもエネルギーを使うことでしょう。ですが、それは将来の、国語をはじめとしたすべての学習につながり、さらには他人の気持ちを理解する力にもつながる、大切なことのはずです。

乳幼児期は、本の読み聞かせだけでなく、お子さんとしっかり向き合って、感情を学ばせることも考えてみてくださいね。

(ライター 川口沙織)

 

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【参考】

算数が好きになる鶴田式算数塾