子どもが勉強嫌いに!?「勉強を習慣にさせる」のが実は危険な理由

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「子どもに勉強の習慣を身に付けさせましょう」といったフレーズ、小学生くらいのお子さんがいる方は、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

小学校へ入学してから、あるいはもっと前から、毎日机に向かうことや決まった時間に勉強することなどを習慣づけさせようと、一生懸命になっているお母さんはいると思います。

ですが、その“勉強を習慣づけさせること”は、お子さんにとって本当に効果のあることなのか考えてみたことはありますか? そして、果たしてお子さんは勉強が好きになっているでしょうか。

今回は、子どもの教育事情に詳しい鶴田式算数塾(東京都江戸川区)の鶴田進先生のブログの内容やお話を参考に、子どもに勉強を習慣づけさせることの意外な弊害についてお伝えします。

 

■勉強は習慣にならない

鶴田先生によれば、親が子どもに勉強を習慣づけさせようとすると、子どもは、どんどん勉強嫌いになってしまうとのこと。

そもそも勉強というのは、習慣づけることができないものなのだそうです。鶴田先生は、勉強の習慣について、ご自身のブログで次のように述べられています。

<みなさん、または、みなさんの周りは、中学高校時代に毎日勉強していた人は沢山いますよね。その人たちは、今も毎日同じ時間に勉強をしていますか? もっと言うと、勉強しないとイライラしたり、気持ちが悪くなる人がいますか?

私はそんな人に一人もあったことがありません。勉強そのものを習慣付けるなどと言うのは、決してありえないし、やろうとすること自体が問題なのです。>

たしかに勉強は、習慣としてやっていること、たとえば“歯みがき”のように「昨日やらなかったら気持ちが悪い、なんだかおかしいな」などと感じることはないでしょう。

だから“習慣づける”ということにはあまりなじまないものといえそうです。

 

■強要されていると、向上心が生まれない

では、幼いうちから決まった時間に勉強をさせて勉強を習慣づけてしまおうとするとどうなるのでしょうか。そして何が問題なのでしょうか。

鶴田先生はブログで次のように述べられています。

<幼い子どもは、親に逆らえません。ですから、勉強をします。それは、楽しんで勉強しているわけでは無く、強要されてしているだけです。

例え勉強する時間が短くても本質は変わりません。

義務感や脅迫観念で学習している子どもには、向上心が生まれません。要するに、その場をしのいでいるだけなんです。

たとえ毎日机に向かっていたとしても、親に強要されていやいや机に向かっているのなら、勉強は楽しくないものになってしまいますよね。

子どもの向上心や勉強への興味がなくなってしまうとしたら、ちょっと心配です。

 

■勉強がノルマになったら興味がなくなる

つまり、“勉強を習慣にさせる”とか“毎日決まった時間に勉強させる”といったことは、「それ以外の時間は勉強しなくていい」と言っているようなものだとのこと。そして、子どもから“勉強への興味”を奪ってしまいかねないそうなのです。

そうなると、子どもにとって“勉強はノルマ”になってしまうというわけです。ノルマという“負のプレッシャー”を感じると、お子さんは“自分から”勉強したいとは思わなくなってしまうとのこと。

逆に、勉強がノルマでないお子さんは、勉強への興味、そして向上心をもてるようになるそうです。つまり、発想を転換して勉強を“やらせる”のではなく“自発的にやる”ようにすればいいのです。

すると子どもはどんどん勉強が好きになり、自分から学ぼうと考えます。そうなると子どもは放っておいても勉強するのだそうです。

 

■「勉強が好き!」と思うと子どもが自発的に学ぶ

自発的に学ぶようになればしめたもの。お子さんにとっては、生活の場のすべてが“勉強の場”になるのだそうです。「勉強が好き!」という気持ちでいるから、24時間365日いつでも勉強をし続けられるのです。

そもそも勉強というのは、机に向かって教科書を読んだり、問題を解いたりするだけではないものですよね。勉強への興味がある子は、机に向かっていないとき、たとえばテレビや漫画を見ても、外で街の看板や地名を見ても、そこから漢字を覚えてしまいます。これも“勉強”です。

お母さんと買い物をする中でも、ものの名前や値段を見て野菜や魚の産地を覚えたり、買い物の計算をしたりということもするでしょう。旅先で興味を持ったものや場所について、帰宅後に本で調べることもあるでしょう。

大切なことは、勉強が楽しいと思うようになること。特に、幼児期から小学校低学年の頃は、ただ机に向かうのではなく、まず“学ぶ楽しさ”を知ることが最も大切なことであるそうです。勉強好きになってもらいたいなら、お父さん、お母さんが、学ぶ楽しさを教えてあげてくださいね。

 

いかがでしたか。単純に、お子さんが毎日机に向かっていれば安心、そうでなければ心配と考えてしまう方もいると思いますが、たとえ毎日勉強していたとしても、勉強が楽しいと思っていなければどこかでつまずくかもしれませんよね。それなら勉強せずに遊んでいた方がましかもしれません。

勉強が好きになれば、学力が伸び、きっと大人になってからも勉強し続けたいと思えるでしょう。お子さんが今現在勉強が好きかどうか、向上心があるかどうか、まずはよく観察してみてくださいね。

(ライター 川口沙織)

 

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【参考】

算数が好きになる!鶴田式算数塾ブログ