予防のつもりが…!逆に「糖尿病リスクがアップする」ダイエット方法

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Healthy nutrition - young woman with salad

厚生労働省が行っている『平成26年 国民健康・栄養調査結果の概要』のデータによると、男性15.5%、女性9.8%に糖尿病の疑いがあることがわかり、糖尿病の患者数は過去最高となってしまいました。

糖尿病は50代から増えはじめ、歳を重ねれば重ねるほど身近になる病気。というのも、糖尿病になる原因は偏った食事のみならず、加齢も大きく関与しているからです。だからこそ若いうちから日々の食事に気をつけたり、ダイエットをしたりする人もいますよね。

ダイエットというと、運動で脂肪を燃焼させるか、食事制限でカロリーを抑えるか、どちらかが思い浮かぶはず。しかし、どちらか一方だけのダイエットを行っていたら、逆に病気リスクがUPしてしまうのです。

今回は管理栄養士の筆者が、誤ったダイエット方法によって、若くして糖尿病リスクを高めてしまう危険性についてご紹介いたします。

 

■若年層で増加中! 筋肉量が減ることで起こるリスク

糖尿病=食事の不摂生、食べ過ぎ、というイメージがありますが、実は筋肉量が少ないことでも糖尿病リスクが高まります。

大阪医科大学の研究では、筋肉量が減少するほど、糖尿病(2型)の発症リスクが高まったという報告があります。その理由として、筋肉量が減るとブドウ糖をエネルギーに変えるインスリンの分泌が悪くなり、血糖値が高い状態が続いてしまって糖尿病になりやすくなるのです。

特に最近は、IT環境の発達から外での活動が減り、若者の筋肉の衰えが懸念されています。そして日本人は欧米人に比べてインスリンの分泌機能が低いこともあり、糖尿病になりやすい人が増えてきています。

食事制限メインのダイエットは特に筋肉量が減りやすいので、食事と運動を組み合わせたダイエットが大事であることがわかります。

 

■“糖尿病”リスクが高まるこの時期…

本来冬は基礎代謝が1年の中で一番高い季節なので、夏に運動するよりも今の時期に運動する方が効率的に脂肪を燃焼することができます。だからダイエットには今の時期が一番オススメです。

しかし、“冬太り”という言葉があるくらい、この時期は体重が増加する人が多くいます。というのも、寒さから食欲が増すのにも関わらず、寒さで外に出る機会が減り、普段の活動量がぐんっと減ってしまうからです。

さらに、クリスマス会、忘年会、新年会と宴会続きで暴飲暴食しやすく、この時期は糖尿病リスクが上がる要因もたっぷりです。

 

■筋肉を減らさない食事って?

だからこそ、日々の生活で体を引き締めたいですよね。しかし、野菜や海藻だけのヘルシー料理だけではNG。

脂肪を減らしても筋肉を減らさないように、食事では豆腐、納豆、卵、鶏肉などの良質なタンパク質を積極的に摂ることが大切です。

特に動物性タンパク質は筋肉の材料になるので、意識して食べたい食品。そして、運動の直後30分以内にタンパク質を摂ると、肥満予防に加えて筋肉もつきやすくなることがわかっています。

きのこ類や魚類に多いビタミンDも筋力増加の働きがあります。また、紫外線を浴びることでビタミンDは体内で作られます。

なので、寒くても家に閉じこもらずに、天気の良い日はウォーキングやラジオ体操などの適度な運動を取り入れたり、外出をして体を動かすようにしたいものです。それでもどうしても寒くて外出を控えたいときには、自宅でストレッチをするのもいいですね。

 

以上、いかがでしたか? 今回は食事以外が及ぼす糖尿病リスクについてご紹介いたしました。

ダイエットをするのであれば今の時期はオススメですが、食事制限だけでなく、体を動かすことで筋肉減少を避けたいですよね。

年末年始は大掃除や年賀状準備など家での仕事も多くありますが、時には外出をしてこまめに体を動かすようにしてください。

(ライター  望月理恵子)

 

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【参考】

※ 平成26年 国民健康・栄養調査結果の概要 – 厚生労働省

※ 平成26年(2014)患者調査の概況 – 厚生労働省

※ 2型糖尿病患者における筋肉量とインスリン分泌能との関連 – 大阪医科大学

 

【画像】

※ Kzenon / PIXTA(ピクスタ)