増えつつある「貧困による教育格差」子どもの為に支援できること

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日本の子どもたちは平等に十分な教育を受けていると思いますか?

実は日本では、ひとり親家庭や経済的に苦しい家庭に育ち、家庭の事情で学力が低下している子どもが増えているといいます。

そこで今回は、子どもたちの教育格差をなくそうと活動している『NPO法人キッズドア』の広報担当者にお話を伺い、子どもたちが直面している貧困の現状と、私たちができる取り組みについて伺いました。

 

■ひとり親家庭の子どもの2人に1人が貧困状態

日本の子どもの貧困率は16.3%で、OECD34カ国で調査した平均13.3%よりも悪い数値になっていて、貧困率は悪化傾向にあります。

また、日本のひとり親家庭の子どもの貧困率は54.6%で、2人に1人が貧困状態にあり、OECD加盟34カ国中で最悪なのだそうです。

そして、子どもの学力は、親の収入格差により影響が出てしまうというのです。

 

■貧困がもたらす”教育格差”

貧困は教育の面で、次のような影響を及ぼすといいます。

今では、学校の授業を補うために、塾や英語教室などに通わせるのが一般的になっていますよね。そこで塾の授業料を支払うために、親の金銭的負担が必要となってきます。

ですが、保護者の収入が低い家庭の子どもは、塾に通うことが難しく、十分な教育を受けることができずに学力の低下につながってしまいます。

学力の低下は子どもの進学・就職に影響を与え、貧困の連鎖から抜けることが、ますます難しくなってしまいます。

 

■子どものためにできる取り組み3つ

貧困で勉強の機会に恵まれず、夢をあきらめざるを得ない……。そんな子どもの教育格差をなくすために、私たちにできることはないのでしょうか?

NPO法人キッズドアで行っている活動の中で、子どもの支援をしたいと思った方が参加できる取り組みがあるそうです。

(1)寄付で支援

お金による寄付はもちろん、家庭で不要になった本・CD・DVD・ゲームなどの物品で寄付することも可能です。

不要品を指定の業者に送ると(一定量以上の場合は送料無料)、物品の評価額をキッズドアに送金してくれるというシステムになっています。不要品も無駄にせず、社会のために役立てることができます。

(2)活動に参加

経済的に苦しい家庭の子どもたちを対象にした学習会のボランティアとして、参加する方法があります。小学生から高校生までが対象です。

たとえば、九九や漢字など、その子の達成度に応じて、つまづいたところに戻り教える“寄り添い型”の方法をとっています。自分のお子さんの宿題を見てあげるような感じで、参加することができます。

(3)広める

洋服などの外見では、“子どもの貧困”は判断しづらくなっています。周りの理解がないことで、子どもが生きづらい社会にならないように、まずは多くの方に現状を知ってもらうことが大切です。

たとえば、スマホを持つのは贅沢だと思う方もいらっしゃると思います。ですが、部活の連絡網に入れてもらえなかったり、仲間はずれにされてしまったり、多感な時期の子どもにとっては、“食事よりもスマホが大切”と思うこともあります。

子どもの世界を、より多くの方に理解してもらうことが、子どもの支援につながります。

 

いかがでしたか? 子どもの貧困による教育格差を認識していただけたのではないでしょうか。

公的制度のみならず、子どもにあたたかい居場所を提供したり、学習の機会を確保したりする取り組みは、まだまだ不足している状況にあるそうです。

子どもに、「こんな家に生まれてきたくなかった」と思わせないためにも、大人ができることがありそうです。

(ライター 大津留ぐみ)

 

【取材協力】

NPO法人キッズドア・・・日本の子どもたちに、親の経済力に関係なく教育が受けられるように、子どもの教育支援に特化した活動を展開するNPO法人。無料学習会、温かい環境と食事を提供する『居場所づくり』の運営などを行う。

 

【画像】

※ YsPhoto / PIXTA(ピクスタ)

 

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