何がキッカケ?少年補導員が語る「代表的な非行への入り口」3つ

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young boys group未成年者の非行防止のために尽力しているのは、警察官だけではありません。各地には『少年警察ボランティア』なるものが存在し、街頭で補導活動をしています。

子どもが生活する中に「うちの子にはそんな話、関係ない!」とは思えなくなるような、身近な“非行への入り口”の存在があるのです。

そこで今回は、地域こそ伏せますが“少年補導員”として勤める男性に、お話しを伺ってきました。

どんな子どもが非行に走ってしまうのか、どういったキッカケが多いのかといった内容を詳しくみていきましょう。気が付かないうちに、非行への入り口が開かれているかも? 早速チェックしていきましょう。

 

■1:親の居ぬ間に…”親の不在の開放感”を味わう非行

「非行に走ってしまう子どもの特徴として、親が不在である時間が多いと感じます。不在の時間が多いのに、一緒にいるときに勉強のことや素行についてうるさく言われるようだと、親が不在のときに悪さをしてしまうようですね。一種の開放感を得ているようです」

中学2年生のときに、親の不在時にコンビニで窃盗を行ったことがあるという男性(現在20代後半・会社員)はこう語ります。

「元々鍵っ子で一人っ子、寂しかったけど寂しいとは言えなかった。で、やっと帰ってきたかと思えば「勉強してたか?」とか、「成績上げないと高校いけなくなるぞ!」とか。スカっとしたくて、コンビニからパンとかお菓子を盗んだことがあります」

今では、窃盗を行ってしまったことについて後悔しているとのことです。何度かの窃盗後に通報され、補導され指導を受けた経験があるとのことでした。

抑圧された環境と孤独感から、非行に走ってしまうケースがあるということがわかります。

 

■2:子ども扱いにウンザリ…”認めてくれる仲間”を得るための非行

思春期になっても、親からみれば子どもはまだまだ幼いように見えることでしょう。

しかし、親からの子ども扱いにウンザリし、“立派な1人の人間なんだ”と自分を認めてくれる仲間を求めて非行に走ってしまう子どもがいるのだそうです。

「親からみれば、いくつになっても我が子は子どもですよね。でも、子どもにとっては“子ども扱いがウザイ”といったように感じる時期があります。あまりに過保護だったり、信頼が無いような接し方だと危険です。

自分の存在意義を見出してくれる仲間、子どもじゃないんだという誇示を一緒に行う仲間を求めて非行に走ることがあります」

悪さをするとき、一人でいる子どもは少ないと少年補導員の方はいいます。

大体がグループ化しており、その組織の一員となることで「自分が認められた」ように錯覚したり「自分は必要とされている」という感情になり非行に走ってしまうんだとか。

こうなってしまうと、非行から抜け出そうにも仲間からお声がかかれば断りにくく、繰り返し補導されてしまう悪循環に陥ってしまう危険性が増します。

関わる友人知人をしっかりと選べるように、子ども扱いはほどほどにして、認め信頼してあげることが必要になってきます。

 

■3:モラルより楽しさ…”抑圧された環境からの脱却”を謳歌する非行

夜に徘徊したり、窃盗をしたり、不適切な異性間交流をしたり……いけないことだとわかっていながらも、そういった非行に走ってしまうのはなぜでしょうか。

それは“抑圧された環境”に育った子どもに見られると少年補導員の方が教えてくれました。

「意外にも、習い事を何個も掛け持ちして忙しそうな子どもや、一見おとなしそうな子どもが非行に走るケースがあります。

一つは、自分では処理しきれないような勉強や習い事の量を抱え悩んでいること。悩んでいることを親に打ち明けることが出来ず、逃げ出したい気持ちで非行に走ります。

もう一つは、家庭内で暴力や暴言などがあり、心理的に抑圧された環境に育っていること。どちらも非行に走るという“モラル破り”に刺激を感じます。

楽しさや興奮を覚え、自分の抱える悩みや不安感をぬぐえるので繰り返し非行をしてしまうのです」

わかっているけれど、非行に走ってしまう……それには、家に帰りたくないといった気持ちや親に言えない悩みを抱えて心がパンク寸前になっていることが挙げられるといいます。

 

いかがでしたか? 一見、親子関係が良好に見えても実は、お子さんが非行に走ってしまうリスクがあるということをわかっていただけたかと思います。

非行に走るお子さんがみな、派手な見た目で不登校で……といったことではないと少年補導員の方はいいます。

親と子が、いかに心のキャッチボールを行い、信頼関係を築くかにかかっているのです。

(ライター 清水希枝)

 

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【参考】

少年警察ボランティア – 警察庁

 

【画像】

※ dotshock / PIXTA(ピクスタ)