外国人も迷わない!分かりやすくなった「トイレ操作パネル」の新表示

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普段何気なく使用しているトイレ。操作パネルには、お尻をいたわる機能から水を流す操作まで様々な機能がアイコンになって表示されていますよね。

その表示、従来は各社それぞれが決めており統一されていなかったのですが、先日標準ピクトグラムが策定されました。

そこで今回は、一般社団法人日本レストルーム工業会が発表した「トイレ操作パネルの標準ピクトグラム」についてご紹介していきます。訪日外国人が持つトイレの悩みと一緒に、新表示について知識を深めておきましょう!

 

子どもでも直観的にわかる! 統一感のあるデザインに

日本レストルーム工業会によると、今回までは各社が最適だと思うデザインを採用してきていたため、メーカーによって差異が生じていたようです。

標準ピクトグラムは全8種類、「便ふた開閉」「便座開閉」「便器洗浄(大)」「便器洗浄(小)」「おしり洗浄」「ビデ洗浄」「乾燥」「止」となっています。

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日本人はもちろん、海外の方へもWEB でアンケートを実施して、直感的なわかりやすさを重視してあるとのこと。

確かに、この記号であればフタの開け閉めは矢印を見れば一目瞭然ですし、便器洗浄もどちらが大なのか……といったことがすぐにわかりますよね。

「ショッピングモールのような施設で子どもがトイレをする際に、全てパネル操作だとわかりにくいみたいです。ウンチをしたのに小のボタンを押したらしく、確認したらまだ便器にウンチが残っていたことがあります」(30代女性・専業主婦)

トイレを覚えたてのお子さんだと、操作パネルの表示の意味がうまく理解できない場合があるようですね。今回の標準ピクトグラムへとシフトしていくことによって、「これが流すマークだよ」としっかり伝えられるようになるのは良い点です。

 

清掃員は、パネルのわかりにくさに気付いていた…

訪日外国人が多く集まる場所での清掃員をしている女性(40代)は、トイレを汚されることについてこう語ってくれました。

「大人が利用しているはずなのに、排泄物がそのまま残っていたことがあった。レバーやハンドルのように、これで流せる! と一目でわかるタイプのほうがまだいいのでは。

パネル操作に慣れていないと、自動洗浄なのかと勘違いしてなにも押さないままトイレを出ていってしまう人もいるんですよ」(40代女性・観光施設清掃員)

掃除をしていて感じていた“ボタンの意味をわかっていないのでは”という疑問は事実。

2014年にTOTOが実施した、外国人のトイレに関するアンケート内で「日本の公共トイレで困ったことは?」という問いについての回答の第2位が「様々な操作ボタンの役割がわからなかった」(25.7%)というものでした。

また、第3位も「温水洗浄便座の操作方法がわからなかった」(18.5%)という回答で、清掃員が気付いていた通り「用をたした後の洗浄方法がわからなかった」という回答が、なんと全体の14.7%という結果になっているのです。

正しい使用方法がわからないと、パネルに記載されたピクトグラムの意味がわからない子どもや訪日外国人が苦労をすることになります。

間違った使用方法で衣服を汚してしまったり、便器を汚してしまうことにも繋がりますから、しっかりと正しい意味を知っておく必要があります。

 

いかがでしたか? 普段何気なく見ていたトイレの操作パネルですが、実はピクトグラムが統一されていなかったのです。

地味な不便さが発見され、段々と改善されていくのは嬉しいことですね。

(ライター 清水希枝)

 

 

【参考】

トイレ操作パネルの標準ピクトグラムを策定しました! – 一般社団法人日本レストルーム工業会

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