飛び込んだ人の4割が救出失敗…水の事故から家族を救う方法とは

by 坂本正敬 |

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猛暑の続くこの夏、水辺に家族で出掛ける方は多いと思います。

しかし、気を付けたいのが水難事故。万が一、家族がおぼれるような事態が起きたらどうすればいいのか、今回『WooRis』では河川財団の作成するハンドブック『水辺の安全ハンドブック』をもとに、最悪の事態を想定して対策を考えたいと思います。

 

■家族がおぼれても飛び込んではいけない

仮に家族が海や川でおぼれていると知った場合、今すぐにでも飛び込みたい衝動に駆られると思います。愛情があればこそだと思いますが、特別な訓練を積んだ人でない限り、おぼれた人を助けようと水に飛び込んではいけません。

薄情に思われるかもしれませんが、おぼれた人を救出しようと飛び込んだ人のうち4割近くが水難事故に遭っています。つまり家族を助けようと水に飛び込んでも、およそ半数近くの確率で失敗するのです。

服を脱いで飛び込み、おぼれた人の背後から支えるなどという技術も紹介されていますが、ぶっつけ本番でできるような救出術ではありません。飛び込まないで助ける方法を予め学んでおいてください。

 

■いざというときの対処法

(1)自分の安全を確かめる

誰かがおぼれていると分かったら、まず自分の安全を確かめてください。助ける方が水の中に落ちてしまうと誰も救助ができなくなります。

(2)声を掛ける

安全を確保しながらおぼれている人にできるだけ近づき、声を掛けてください。パニック状態に陥りそうな被害者を落ち着かせる効果があります。

(3)浮力を与える

浮力をおぼれている人に投げ与えてください。届く範囲であれば、太く長い枝を差し出します。枝が届かない場合はペットボトルやクーラーボックス、ビーチボールなどをどんどん投げ入れてください。

スローロープがあれば理想的です。浮力のあるバッグが先端に付いたロープで、おぼれた人を助けるために最適の道具です。5,000円ほどで購入できます。

(4)助けを呼ぶ

以上の方法を行ってもまだ助けられない場合は、周りに助けを求め、救助隊の出動を依頼しましょう。ボートがあれば自分で近付いてもいいですが、余り現実的ではありません。

 

繰り返しますが、家族が河川でおぼれても、特別な訓練を受けた人でない限り決して飛び込んではいけません。本当に家族を愛しているのならば、飛び込まないで済むようにスローロープやライフジャケットの用意を怠らないでください。ご家族とお出掛けの前に、話し合いの時間を持ちましょう。

 

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【参考】

水辺の安全ハンドブック ‐ 公益財団法人河川財団