弁護士が警鐘!妊娠中に「離婚の危機」を招く夫の暴言5つ

by 宮野茉莉子 |

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妊娠すると、赤ちゃんを待ち望む幸せな日々が待っているイメージですよね。実際はそうでもなく、妊娠によって夫に暴言を吐かれ、離婚の危機に至るケースも珍しくありません。今回はアディーレ法律事務所の島田さくら弁護士に、実際に妊娠中に離婚の危機となった夫の発言を教えていただきました。

 

■1:「1日ごろごろしていただけで、飯も作っていないのか!」

妊娠は、単にお腹が大きくなるだけではありません。次々と心身の不調が起こりますが、目立たないので理解されにくいもの。

特にトラブルになりやすいのが、流産の可能性が最も高い妊娠初期に起こり、症状のひどい“つわり”。個人差ありますが、筆者も1日中船酔い状態で立つどころか寝てるのも辛く、生きているだけで精一杯でした。入院する人も少なくありません。

「子どもではないのですから、夫は自分のことぐらい自分でやって、妻のことも手伝ってあげるくらいの気持ちでいてほしいものですね」と島田さん。むしろ“サポートが必要な時期”なのです。

 

■2:「家事もできないほどつわりが酷いなら、子どもを堕ろせ!」

「夫にも今後の経済的な負担や家族の在り方を考える権利があります。しかし、子どもの命より家事を優先させるような言い方は、人としてどうかと思ってしまいますよね。妻は夫のために家事をするだけの奴隷ではありません」

“子どもの命より、妻の体調不良より、自分の衣食住”と、とても自己中心的な発言。その後の育児協力も望めません。

 

■3:「上の子がかわいそうだ」

妊娠すれば心身の不調だけでなく、健診、赤ちゃんの用意、早めの保育園探しなど、“生まれてくる赤ちゃんのためにすべきこと”が増えます。

「お母さんが大変な状況にあるのであれば、お父さんがその分愛情をそそいであげればよいのです。単に妻を非難するだけでは、育児を完全に放棄しているととらえられても仕方がないでしょう」

既にお腹の中で1人増えているのですから、妊娠段階でパパの育児協力も前以上に必要になります。

 

■4:「○○さんは、妊娠してもきちんと仕事をしていた」

妊娠中の体調は個人差がありますし、同じ人でも妊娠の都度、体調が違います。また、職場環境や職務内容も個人差が大きいところ。

「その点を考えずに、妻が仕事を辞めたことによる経済的な困窮を妻にのみ押しつけるような言い方は、フェアではありません」と島田さん。

そもそも妊娠ほど個人差が大きい問題もありませんから、比較自体意味がありません。

 

■5:「俺はまだ子どもなんて欲しくなかった」

「そんなこと言う人がいるの!? と驚くかもしれませんが、実際の離婚相談では、この言葉がきっかけとなっていることがよくあります。

自分たちの子どもの存在すら否定しようとする夫の態度に、妻は子どもの分まで深く傷ついてしまうのです。この発言は致命傷だと考えてください」

子を守る本能が芽生えているママにとって、子どもの命を脅かす発言は致命的です。

 

いかがでしょうか? 男には分からないから……ではすまされない発言です。“1番大切なのは赤ちゃんの命”ということを忘れず、赤ちゃんが安心して生まれてくる夫婦関係を築きましょう。

 

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【取材協力】

島田さくら・・・弁護士法人アディーレ法律事務所 所属弁護士(東京弁護士会所属)。自身の過去のオトコ運の無さからくる経験をもとに悩める女性の強い味方として男女トラブル、さらには労働問題などを得意分野として多く扱う。また、離婚等に関する豊富な知識を持つことを証明する夫婦カウンセラー(JADP認定)の資格も保有している。シングルマザー弁護士として、相談者の悩みを解決する傍ら、家庭では子育てに奮闘している。サイト『弁護士が教えるパーフェクト離婚ガイド』。

 

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