赤ちゃんの酸素を奪う!社内での「マタハラ」対処法3つ

by 宮野茉莉子 |

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セクハラよりも多いと言われている“マタハラ”。ハラスメントには色々な種類がありますが、マタハラは当人の肉体・精神的ダメージだけでなく、実は赤ちゃんにもダメージを与えています。

妊娠中のストレスが赤ちゃんに悪影響を与えることは証明されています。ママがストレスを感じると血流が悪くなり、お腹の赤ちゃんへおくられる酸素や栄養は減ります。またストレスにより出るホルモンが、長期間にわたると情緒障害を招くことも。

自分の身だけでなく、赤ちゃんを守るためにも、マタハラにあった時の対処法を知っておきましょう。今回はアディーレ法律事務所の島田さくら弁護士に教えていただきました。

 

■マタハラにあった時の対処法3つ

(1)社内の相談機関へ相談

「マタハラが個人の発言にとどまる場合は、社内のセクハラ相談窓口等に相談してみるのも手でしょう。労働組合が相談ダイヤルを用意していることもあります」

まずいちばん早くて確実なのは、社内の機関を利用することです。

(2)労働基準監督署へ相談

「マタハラが組織的なものであれば、労働基準監督署に相談して、会社に対する指導を求めることもできます。ただし、労働基準監督署の指導には強制力がないため、会社側が素直に従わない場合には、改善させることは難しいでしょう」

会社全体で改善する可能性もあり、その場合は自分自身も、会社の後輩たちにとってもプラスになります。もちろんその逆の可能性も否めません。

(3)弁護士へ相談

「弁護士と相談して、会社と交渉したり労働審判などを起こすことも考えられます。解雇・雇止めをされた場合には、被雇用者としての地位を確認する請求をする(=復職を求める)ことになります。

ですが、妊娠を理由にクビにするような会社に戻って育児をしながら働くなんて、実際には難しいですよね。そのような場合には、復職に代えて、給与の数か月分の支払いを求めることも可能です」

支払いを求めることができるのは、知らなかった人も多いのでは? ひとつの手段として覚えておきましょう。

 

■何より大事なのは“証拠”

相談する際にいちばん大切なものを、島田弁護士はこう指摘します。

「労働基準監督署に相談するにせよ、労働審判を起こすにせよ、ハラスメントの証拠が必要です。マタハラにあっていると感じ始めたら、ICレコーダーなどで会話を録音することや、協力者の証言など、できるだけ証拠を集めておくことが重要です」

物的証拠は早い段階から、きちんととっておきましょう。

 

いかがでしょうか? 決して他人事ではないマタハラ。いざという時のために、頭に入れておいてくださいね。

 

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【取材協力】

島田さくら・・・弁護士法人アディーレ法律事務所 所属弁護士(東京弁護士会所属)。自身の過去のオトコ運の無さからくる経験をもとに悩める女性の強い味方として男女トラブル、さらには労働問題などを得意分野として多く扱う。また、離婚等に関する豊富な知識を持つことを証明する夫婦カウンセラー(JADP認定)の資格も保有している。シングルマザー弁護士として、相談者の悩みを解決する傍ら、家庭では子育てに奮闘している。サイト『労働トラブル解決サイト』。

 

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