外だけじゃない!子どもを「室内熱中症」から守る対策まとめ

by 坂本正敬 |

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NHKが全国の消防署に対して行なった調査によると、今年の8月8日までに熱中症で救急車に搬送された人は少なくとも729人に達すると分かりました。特に小さい子どもや高齢者が熱中症になり病院へ運ばれた場合、命を左右する状況にまで陥る可能性が高いです。

屋外での熱中症に対してはそれなりに知識も広まってきましたが、屋内の熱中症に対する知識はまだ完全に浸透してないというアンケート結果もあります。そこで今回WooRisでは、屋内熱中症を予防する方法を5つ、まとめたいと思います。

 

■1:100ミリリットル中に40から80ミリグラムのナトリウムが入った飲料水を常備しておく

熱中症予防には不可欠な水分補給です。屋外であろうと屋内であろうと水分の確保が事後を左右します。汗とともに塩分も失われていくので、100ミリリットル中に40から80ミリグラムのナトリウム(塩)が入っている飲料水を冷蔵庫に常備し、タイミングを見ながら飲ませてあげてください。

市販のスポーツ飲料は基本的に上述の塩分濃度になっているので、大きめのペットボトルで夏の間は数本、常にストックを心掛けてください。

 

■2:冷却グッズを用意する

子どもの体を冷やす道具も常備しておく必要があります。瞬間冷却スプレー、保冷材などは100円ショップでも購入が可能です。うちわや扇子もばかにできません。冷房を作動させた状態でうちわや扇子を使用すれば冷房効果は増します。家族の人数分、うちわを用意しておくといいです。

 

■3:危険な日を事前に察知する

熱中症は気温の高さだけで起こるのではありません。湿度の高さ、日差しの強さも人を熱中症にさせる要因となります。特に気温が高く湿度が高い日は汗が蒸発しづらくなり、体温が体外へ逃げにくくなります。

テレビの天気予報だけでなく、環境省が発表している暑さ指数(WBGT)を参考にしながら、特に危険な日にはお子さんやご家族の高齢者に徹底した熱中症対策を促してください。

暑さ指数(WBGT)とは気温と湿度、日光の量を基に熱中症リスクを計算した数値になります。気温と同じ単位で表現されますが、31℃以上の指数になる日は、室内熱中症を特に警戒してください。

 

■4:室内熱中症の前兆を知る

お子さんが熱中症になるとき、どういった前兆が出るのか、事前に知っておいてください。筋肉痛や筋肉のけいれん、大量の汗や頭痛、気だるさ、顔色の悪さ、吐き気などが熱中症の典型的な前兆です。

仮にお子さんやご家族に室内熱中症の前兆が出たら、冷えたスポーツ飲料などを飲ませて、首の後ろ、脇の下、太ももの付け根を保冷材などで冷やしてあげてください。それでも状況が改善しないなら、早めに病院へ出掛けましょう。

 

■5:夜間の冷房の使い方を覚えておく

寝るときの冷房の使い方には悩むと思います。夜通し冷房を作動させ続けると子どもが寝冷えてしまいますし、逆に何も対策をしないと夜間に室内熱中症になってしまうリスクも高まります。そこで夜間の正しい冷房の使い方を覚えてください。

まず、就寝1時間前からエアコンのドライ機能で子ども部屋を除湿してください。子どもが部屋に入って眠る直前にエアコンを切り、眠りに導きます。睡眠中の汗は子どもが寝付いた直後の90分で最も多く出ます。寝室の湿度が高いとその汗が蒸発せずに快眠が妨げられてしまうので、事前にドライ機能で除湿を行なってください。

それでも子どもが寝苦しそうな場合は、お湯でしぼったタオルを使い足の裏を拭いてあげたり、頭部の上の方(耳より上)を保冷材や冷凍させたタオルで冷やしてあげたりしてください。耳より下を冷やしてしまうと、逆に脳が目覚めて眠りに付けなくなってしまいます。

 

以上が子どもの室内熱中症を予防する5カ条です。高齢者のご家族にも応用が可能です。特に体力の弱いお子さんや高齢者が室内熱中症になると深刻化する恐れがあるので、徹底して対策を行なってください。

 

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