知らないと損!敷金を全額取り戻せる意外なコツが判明【1/3】

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マンションの賃貸借契約時に支払う”敷金”。退去時に、敷金は全く戻らない、さらにリフォーム代まで請求されてしまったらかなりの出費になってしまいます。敷金の相場は家賃の1~3ヶ月分と言われていますが、もしもこれが全額戻ってくるとしたら? 今回は、敷金を全額取り戻す方法について、不動産会社『Century21アルト住販』の菅谷友子さんに聞きました。

第1回では、敷金と借主の義務について説明します。

 

■そもそも敷金とは?

敷金とは、賃貸借契約時に支払う、家賃を滞納した場合や、部屋を汚したり壊したりした場合の修繕費に充てるための”担保金”です。

 

■借主の善管注意義務

賃貸借契約においては、借主に“善管注意義務”(民法第644条。善良なる管理者の注意をもって管理使用する。)が発生します。お家賃を払っているから好きなように使っていい。というわけではなく、できる限りキレイに使って引き渡しを受けた状況に近い状態で明け渡しをする義務があるということです。この義務に違反すると、原状回復費用等が敷金から差し引かれることになります。

 

■原状回復をめぐるトラブルとガイドライン

国土交通省が定めた、支払いに関するガイドラインがあります。ここに記載されているルールに従うと、借主の“原状回復義務”(元に戻す義務)というのは、入居時と全く同じ状態に戻すということではありません。賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧することとしています。

ですので、通常の生活で自然消耗(劣化)した場合の修繕費は賃貸人の費用負担とされています。

 

■敷金から充当されるもの、されないもの

・敷金から充当されるもの:滞納家賃、汚した畳代等

・敷金から充当されないもの:ハウスクリーニング代(退去時に綺麗に拭き掃除をすれば)、エアコン清掃代(特に傷つけたり汚していなければ)、テレビや冷蔵庫の背面焼けの修繕代等

例えば、生活必需品であるエアコンは、長年住んでいればある程度汚れるもの。フィルターと外面さえ掃除してあれば、業者に頼んで内部洗浄する必要まではありません。また、同じく生活必需品である、テレビや冷蔵庫の背面の壁の電気焼け。これも自然にできてしまうので、壁の修繕費を支払う必要がありません。

もしも、契約書にハウスクリーニングやエアコン清掃代、クロスの張り替え代が借主負担であると記載されていたとしても、あまりにも相場とかけ離れている等その契約内容によっては無効となる場合があります。借主が敷金から必ずしもそれらを支払う必要はなく、あくまで担保金ですので、何も問題がなければ全額借主に返還されるべきものが、敷金です。

 

第2回では、敷金を全額取り戻すためのチェックポイントを具体的に紹介していきます。

 

【敷金シリーズ】

※ 知らないと損!敷金を全額取り戻せる意外なコツが判明【1/3】

※ 知らないと損!敷金を全額取り戻せる意外なコツが判明【2/3】

※ 知らないと損!敷金を全額取り戻せる意外なコツが判明【3/3】

 

【参考】

※ Century21アルト住販