弁護士に聞いた!男の子が女湯に入れるのは●歳までと判明

by 姫野ケイ |

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もうすぐ紅葉の季節。紅葉を観ながら温泉に入ると、「日本人で良かった!」と思ってしまいますよね。しかし、そんな癒しの場である温泉や銭湯などでたまに見かけるのが、女湯に入っている男の子。

赤ちゃんならともかく、小学4年生くらいの男の子が女湯に入っていると不快に思う方もいるでしょう。逆に、男の子のお子さんをお持ちの方は、一緒に入っていることで周りに不快な思いをさせていたり、場所によっては条例違反だったりするかもしれません。

男の子が女湯に入れるのはいったい何歳までなのでしょうか。アディーレ法律事務所の岩沙好幸弁護士にうかがいました。

 

■男女が混浴できる年齢は各都道府県の公衆浴場条例で定められている

「実は、男女が混浴できる年齢は各都道府県の公衆浴場条例で定められています。公衆浴場条例とは、公衆浴場法に基づき、都道府県が公衆浴場について定めた条例を言います」

法律ではなく都道府県の条例という形なのですね。

 

■東京都の条例では10歳以上は混浴させない

「東京都では、公衆浴場条例3条1項11号に、公衆浴場の営業者が講じなければならない措置として、“10歳以上の男女を混浴させないこと”が規定されています。東京都福祉保健局によると、“10歳”という年齢は、子どもの体位(性的発育度)、親から独立してひとりで入浴できる年齢等の観点から定められたとのことです。

つまり、子どもも“10歳”になれば両親のサポートなしで入浴可能であり、男女の体の違いがわかってしまうので、混浴させることは不適当と、東京都福祉保健局は考えているようです」

10歳くらいから本格的な性教育を行う小学校も多いですよね。また、10歳の段階で大人になるための体の変化が現れる子どももいることでしょう。

 

■北海道は12歳以上、京都は7歳以上は混浴させない

「ところが、この混浴可能年齢は各都道府県によって差があります。例えば、北海道の条例では“12歳以上の男女を混浴させないこと”と規定しています。逆に、京都の条例では、“7歳以上の男女を混浴させないこと”と規定されており、各都道府県によって混浴の年齢制限がかなり異なるのが現状です」

都道府県によってここまで年齢制限が違うとは驚きです。でも、11歳の男児が女湯に入って来たらギョッとする方もいそうです。

 

■北の地域の方が高学年になっても混浴できる?

「“10歳”と定めている都道府県は東京都・埼玉県・福岡県・鹿児島県など、“12歳”と定めている都道府県は北海道・岩手・山形など、“7歳”定めている都道府県は京都などですから、“北の地域の方が高学年になっても混浴に入れる!”との分析も可能かもしれませんね」

地方に家族で温泉旅行に行く事もあるかと思いますが、その際はその地域の公衆浴場条例もチェックする必要がありそうです。

 

リラックスできる温泉ですが、みんなが楽しめるよう混浴年齢の制限にも気を使いたいものですね。

 

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【取材協力】

岩沙好幸・・・弁護士(第二東京弁護士会所属)。弁護士法人アディーレ法律事務所。敷金のトラブルから登記・境界の問題までに及ぶ不動産案件、企業の不祥事やアルバイトの不祥事(いわゆるバイトテロ)を扱う企業法務案件を担当。その他にも、離婚案件を得意としており、離婚カウンセラーの資格を取得し、テレビ・ラジオの情報番組等で離婚に関するコメント出演多数。休日はストレス発散とリフレッシュのためスポーツジムに通っている。

 

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Nasos Zovoilis