超意外…「うがい」はインフルエンザ予防に効果がないって本当?

by 望月理恵子 |

健康・病気,

今年も厚生労働省や保健所は、インフルエンザ拡大を防ぐため感染予防の徹底や注意を呼び掛けています。インフルエンザを予防する有効な方法として挙げているのが、流行前のワクチン接種、飛沫感染対策としての咳エチケット、外出後の手洗い等、適度な湿度の保持、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取、人混みや繁華街への外出を控えるということ。

この中には、一般的に言われる“うがい”については記載がありません。なぜなら、うがいにはインフルエンザ予防の効果として、科学的根拠がないためなのです。

 

■マスク・手洗いは簡単な感染予防法

インフルエンザウイルスは咳やくしゃみの時に、口から発生される小さな水滴による飛沫感染が主な感染経路。なので、マスクをして飛沫を防ぐことは大きな予防法になります。万一時自分が感染していても、マスクをしていれば人にうつしてしまうことも防げます。

そして、手についたウイルスが鼻や口などに触れて感染する、接触感染もあります。ウイルスはアルコールや石けん成分を嫌うので、アルコール消毒や手洗いも有効な予防法です。

 

■口の中を刺激するうがいの役割

では、うがいはどうでしょうか? 口の中の唾液などの分泌液には殺菌成分が含まれて、口は空気中の細菌やウイルスなどに対する防御機能として働いています。口を刺激すると、粘液の分泌や血行が盛んになり、防御機能が働きやすくなります。

逆に喉が潤っていないと、気道粘膜の防御機能が低下して細菌やウイルスが付着しやすくなります。うがいは、口を刺激するのに簡単な方法。口の中や喉を洗い、細菌やちり・ホコリなどを粘液といっしょに除いてくれます。

 

■インフルエンザ予防に効果がないうがい

しかし、インフルエンザ予防としてうがいは効果がないと言われています。それは、インフルエンザウイルスは、気道に付着すると20分ほどで細胞の中に取り込まれ、増殖をしていきます。ですので、20分ごとにうがいをするという非現実的な予防法になってしまいます。

このことから厚生労働省は、インフルエンザ感染予防としてうがいを勧めてはいないのです。

ただ、うがいをすることでかぜ予防に関しては、効果が実証されています。インフルエンザウイルスよりかぜウイルスの方が、感染力が弱いためと言われています。

 

うがいをすることで負の働きはないので、できるだけこまめにうがいをして、風邪予防や防御機能を正常にできると良いですね。

 

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【参考】

※ インフルエンザQ&A ‐ 厚生労働省