勉強だけじゃダメ!不足すると「子どもが自己否定的になる」あるモノとは

by 川口沙織 |

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お子さんに自己肯定感をもたせたい、と思う親御さんは多いでしょう。自己否定的に育ってしまうと、社会人になってから自分の仕事や人生に自信がもてず、つらい思いをすることもあります。

とはいえ、自己肯定感をもたせるためにどう育てればよいのか、迷っている方も多いでしょう。じつは子ども時代に不足すると、将来“自己否定的な大人”に育ってしまいかねない、ある大切なモノがあるというです。それはいったい何だと思いますか?

以前の記事「ママ注目!子ども時代の“遊び不足”が社会人能力に影響を及ぼすと判明」では、社会人能力と遊びとの関係についてお伝えしましたが、今回も引き続き株式会社ボーネルンドが実施した同じ調査結果を参考に、子どもの自己肯定感と遊びとの深い関係についてご紹介します。

 

■自己肯定できる社会人はよく遊んでいた

株式会社ボーネルンドが、社会人歴2年~4年目の民間企業に勤める若手ビジネスパーソン930人を対象に実施した意識調査によると、大人になってからの自己肯定感と子ども時代の遊びには、相関関係があることがわかりました。 

この調査では、対象者に、自分自身がおかれた現状に肯定的であるかについて、2つの項目(“短所も長所も含めて自分のことが好きである”、“今の生活は充実していると思う”)にそれぞれ自分があてはまるかどうか質問しました。 

同時に、子ども時代の遊びの頻度についても質問。この回答から、対象者を“よく遊んでいた”、“時々遊んでいた”、“遊ばなかった”の3群に分けました。 

その結果、自身の現状に肯定的かどうかを尋ねる質問に、“とてもそう思う”と回答している層では、子ども時代に“よく遊んでいた”割合が7割を超えました。自身の現状に肯定的な社会人ほど、子ども時代に積極的に遊んでいた傾向が見られたのです。

 

■遊びに消極的だと、自己否定的な社会人に?

一方、2つの質問に“全くそう思わない”と回答した層では、“遊ばなかった”群の割合が、他項目の約2倍にもなっています。自身の現状に否定的な社会人ほど、子ども時代の遊びに消極的だった傾向が見られたのです。 

つまり、大人になってからの自己肯定感と子ども時代の遊びには、相関関係があるようです。たかが子ども時代の遊びですが、幸せな社会人として生き抜くための“自己肯定感”と関連があるのであれば、子ども時代は大いに遊ばせた方がいいのかもしれません。

 

■集団遊びは社会的スキルを育む

教育学を専門とし、自治体の子育て支援にも携わる明星大学教育学部教授の星山麻木さんは、今回の調査結果と、子どもの遊び環境、特に集団での遊びに関して、次のようにコメントしています。 

<集団遊びでは、お互い楽しく過ごすためにルールや思いやりが求められる。特にコミュニケーションが必須だ。その結果、相手の理解や協調性が身につく。そして社会的スキルの向上や自信へと繋がるのではないだろうか。> 

子どもの将来を考えるとき、親はつい勉強や習いごとを重視してしまうかもしれませんが、集団遊びで身につく“コミュニケーション能力”などのスキルにも、もう少し注目したほうがいいかもしれません。このスキルの向上が、自己肯定感につながるといえそうです。 

 

以上、子どもの自己肯定感と遊びとの深い関係についてお伝えしましたが、いかがでしたか? 

子ども時代には勉強だけでなく、しっかり遊び経験をさせることも大事。お子さんの将来について真剣に考えている親御さんは、ぜひ参考になさってくださいね。

 

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【参考】

若手会社員の子ども時代の遊び体験と自身の現状に関する意識調査 – 株式会社ボーネルンド