朝が憂うつ…花粉症「モーニングアタック」の実態とは?

by 中田綾美 |

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3月に入り、日増しに春らしい気候となってきましたね。ただ、心地よい陽気とはうらはらに、「今年もついにこの季節がやってきたか……」と憂うつな人も多いのでは? そう、春といえば“花粉症”の季節です。

あなたは花粉症対策として、何か心がけていることはあるでしょうか? “外出時のマスクの着用”や“帰宅時のうがい手洗い”などは、もはや定番の対策ですが、実は就寝前に、花粉症の最悪な症状をおさえるコツがあったのです。

 

■風邪と花粉症の違い

「去年まではなんでもなかったのに、今年はなんかムズムズする。もしかして……」という方もいらっしゃるでしょう。まずは、風邪と花粉症(アレルギー性鼻炎)の違いについて、ご紹介します。

症状が引き起こされる原因として、アレルギーによる場合はアレルゲンに暴露されて、風邪の場合はウイルスを排除するため、という違いがあります。たいていは以下の表のような違いによって見分けることができます。

 

■花粉症の症状が最悪になるタイミングは“起床時”だった

では、1日のうちで、花粉症の症状が出やすいタイミングを確認しておきましょう。

エスエス製薬株式会社が実施した「花粉症に関する実態調査」によれば、およそ4割の人が「起床時」に花粉症の症状がひどくなると回答。また、一番ひどいタイミングについても尋ねたところ、「特に決まっていない」(24.8%)という人を除くと、やはり「起床時」(22.4%)と答えた人がもっとも多かったのです。

朝、起きた瞬間に鼻水やくしゃみが止まらない。そのせいで、寝覚めの気分は最悪だし、化粧も決まらないし、朝のスタートダッシュがうまくいかない……そんな悩みを抱えている人が少なくないようです。

 

■花粉症の“モーニングアタック”はなぜ起こる?

上のアンケート結果にも見られた、起床時に花粉症の症状がひどくなる現象を“モーニングアタック”といいます。

一体なぜこのような現象が起きてしまうのでしょうか? モーニングアタックの主な原因は、起床時の一時的な自律神経の乱れ。起床時に自律神経が副交感神経優位から交換神経優位へと切り替わる際に、鼻は刺激に過敏になります。

こうして感覚が過敏になった鼻を室内の花粉やハウスダストが直撃して、発作的な鼻炎症状が起きてしまうというわけです。

 

■長く続く薬を就寝前に飲むことで翌朝のイヤな症状をストップ

こうしたモーニングアタックを抑えるためには、夜に服用するタイプの鼻炎薬を活用することがオススメです。とはいえ、「鼻炎薬を飲むと眠くなったり、頭がボーッとしたりするからなるべく頼りたくないんだけど……」という人も多いかもしれませんね。

たしかに、くしゃみや鼻水などのアレルギー症状を緩和する抗ヒスタミン薬を飲むと、成分が鼻だけでなく脳にも働きかけてしまい、眠気や集中力の低下を招くことがあります。しかし、近年主流になっている第2世代抗ヒスタミン薬ならば、成分が脳に入りにくいため、従来の鼻炎薬の気になる副作用が現れにくいという利点があるのです。

以前は病院に行って処方してもらわなくては手に入らなかった薬が、薬局やドラッグストアで買えることができるようになっています。薬剤師さんに、眠くなりにくい薬や1日中効果が続く薬をリクエストして、賢く花粉症に対処しましょう。

 

花粉症が猛威をふるうこの時期には、毎朝くしゃみ・鼻水が止まらなくてもう最悪! そんなモーニングアタックに悩まされている人は、効果が長続きする薬の就寝前の服用を試してみてはいかがでしょうか?