とくに女性は警戒すべき!3つの「身近で怖い病気」と予防法まとめ

by 朽木誠一郎 |

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病気には性別による差があり、いくつかの病気は女性がかかりやすいことを知っていますか? 女性と男性では当然、体のつくりや、その調節方法が違うため、病気になるメカニズムも異なることが原因です。

そこで今回は、女性がかかりやすい病気のうち、とくに身近なものを3つ、その対処法と合わせてご紹介します。日々の心がけで予防できるものもあるので、この機会にぜひ、チェックしておきましょう。

 

■1:骨粗しょう症

生殖器の疾患では当然大きな性差が現れますが、それ以外で最も性差がはっきりしている疾患であると言えるでしょう。男性よりも女性の方が3倍多い病気であることがわかっています。

骨粗しょう症は骨がもろくなる病気ですが、そもそも、骨は「形成されること」と「吸収されること」のバランスで成り立っています。

ここで、女性ホルモンのエストロゲンは骨を形成する方向に働いていますが、女性は閉経後にエストロゲンが欠乏するため、骨はもろくなり、骨粗しょう症になりやすくなるのです。

予防法ですが、まず、もともとの骨量が多ければ当然有利です。骨量は思春期から20代にかけてもっとも多くなるため、エストロゲンの分泌と適切な栄養がとても重要です。

月経不順や無月経を放置したり、過度なダイエットをしたりするとエストロゲンが正常に分泌されないので注意しつつ、適切な栄養摂取や運動習慣を心がけましょう。

 

■2:うつ病

うつ病は世界中どこでも女性患者は男性の2倍であるといわれています。うつ病の生涯有病率は男性で5-12% 女性で10-25%、現時点有病率は男性で2-3%、女性で5-9%だそうです。

症状は抑うつ気分、意欲や興味の減退などの精神症状と、全身倦怠感、不眠、頭痛、食欲不振、体重減少、しびれ、めまいなどの身体症状になりますが、これはどうして女性に多いのでしょうか。

完全に解明されてはいないものの、エストロゲンなどのホルモンや、男性よりも医療機関に支援を求めやすいこと、育児・家事など性的役割分担による過度のストレスの関与が疑われています。

「うつ病」と聞くとなんとなく男性を思い浮かべやすいものですが、これは男性の自殺率が高いから。うつ病自体は女性に多い病気です。

ここでストレスに対して飲酒や喫煙などの代理行動を取ると、エストロゲンの分泌も低下して悪い循環になってしまうので、これらは控えるようにしてください。

 

■3:偏頭痛

偏頭痛もまた女性に多い病気であり、こちらは男性の4倍多いと言われています。やはり女性ホルモンの関与が疑われているため、月経に関連して片頭痛が起こるケースも少なくありません。

具体的にはエストロゲンが低下する月経の2~3日前と排卵期でとくに症状が多くなります。また、月経中や月経直後に起こりやすい人もいます。

身近な病気でありながら、原因が解明されていない病気のひとつです。症状があるときは動くのもつらい頭痛ですから、症状があるときは静かな部屋で横になり安静を保ちましょう。

急な血管の収縮と再拡張により痛みが発生するので、適度な休憩によって拡張した血管が元に戻ります。他には、頭を冷やすか、温めるか、自分が気持ち良くなる方を実践するのもよいでしょう。

予防としては、まぶしい光やうるさい音、香水の匂いなど、光や音、匂いの刺激をできるだけ避けるようにしてください。

 

いかがでしたか? 難しい病気が主でしたが、対処法や予防法がないわけではないので、今回ご紹介したようなポイントに注意しつつ、女性ならではの健康管理をしていきましょう。

また、少しでも体調に違和感を感じたら、すぐに病院を受診されることをおすすめします。

 

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【参考】

福井次矢 (監修),黒川清(監修)『ハリソン内科学 第4版』(2013)メディカルサイエンスインターナショナル

 

 

【画像】

paolofefe: Lanciatore di Coriandoli