その常識は間違いかも?ママは知っておきたい「子どもの感染症」を防ぐ秘訣

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インフルエンザ、ノロウイルスの流行ピークも過ぎたかと思えば、これからは食中毒が気になる……。気付けば“感染症”は、一年中ニュースになっています。みなさんは、何か対策をしていますか? 特に、抵抗力のないお子さんを持つ方にとっては、少しシビアになってしまうのではないでしょうか? 

実はこのような感染症において、一般に言われている対策法が間違っている事もあるのはご存知でしょうか? そこで今回は、東京医科大学微生物学講座松本哲哉主任教授に、“感染症の予防法”についてお伺いしました。

あなたが正しいと思っている常識が感染症を拡大していたかもしれませんよ。

 

■固形石鹸も!? 子どもの感染ルート2つ

感染症による被害は、ドアノブやエレベーターのボタンなど思いもよらないルートから拡大していきます。そして子どもの場合、注意が必要な物は“ゲーム機やおもちゃ”です。

感染している子の後に他の子がそのおもちゃを使用し、その手で口元などの粘膜を触ったりすることで、すぐに感染してしまいます。集団でいる場所はかなり危険で、松本教授の行った実験では、幼稚園生のクラス十数人の内1人に“病原体”と見立てたインクを手に付けてもらい、30分室内で遊んだ後で確認したところ、保母さんを含めて全員にインクが付着していたそうです。

また、予防策としては“手洗いの励行”が決まり文句になっていますが、注意したいのは“固形石鹸”。石鹸はそもそも、殺菌するために用いる物ではなく油分などの汚れを落とす物ですので、消毒効果はありません。感染した人が固形石鹸を触ることで、細菌やウイルスを石鹸に付着させ、逆に石鹸を介して感染が広がる可能性もあります。

 

■子どもを感染症から守る方法

感染症から守る方法として、まず浮かぶのはワクチンですが、ノロウイルスなどはワクチンが未だに発明されていません。そのため一番の方法としては、“病原体を体内に入れないようにする”事と、“普段から免疫力を高めておく”事なのです。では、その方法をご紹介します。

(1)睡眠をきちんと摂取し、過労を防ぐ

(2)調理の際にしっかり加熱し(85℃で1分以上)、まな板や調理器具は熱湯などで消毒する

(3)子どもはときに外で遊ばせて、日光にあたり、多少の菌に触れる事で菌に対する抵抗力をつける

(4)ラクトフェリンを継続的に摂取する

 

■免疫力をグングン高めるラクトフェリンとは?

最近話題の“ラクトフェリン”をご存知ですか? ラクトフェリンとは、母乳に含まれているタンパク質で、免疫力を高める作用と、細菌やウイルスなどの病原体を弱める作用を併せ持っています。

産まれたばかりの赤ちゃんは、菌やウイルスに対する抵抗力がありません。しかし、風邪をひかないのは、抵抗力を高めるラクトフェリンが含まれている母乳を飲んでいるためなのです。

・いろいろな細菌、ウイルスにも効果的?

ラクトフェリンの注目されている理由はノロウイルスやインフルエンザ、そしてこれから気になる食中毒などの幅広い感染症に効果があるという点、そして人が自ら作り出す成分でもあるため、高い安全性を示す、という点です。

・ラクトフェリンは胃腸を徹底的にバリアする?

ノロウイルスなどの感染性胃腸炎は小腸や十二指腸で急激に増加し、嘔吐、下痢、発熱の症状に至ります。ラクトフェリンは消化管細胞に結合して、感染を抑制してくれるのです。

・ラクトフェリンの含まれている食べ物

ゴーダチーズやチェダーチーズなど熱殺菌されていないナチュラルチーズに入っています。ただしかなりの量のチーズを食べないと、感染を防ぐだけの十分な量のラクトフェリンを摂るのは難しいようです。また、加熱処理の行われているプロセスチーズには含まれていません。

最近ではサプリメントや、ヨーグルトに含まれている商品も発売されるようになりました。実際に感染の症状が出てからラクトフェリンを摂っても効果は期待できませんが、普段から予防の意味で摂り続けることで、夏の時期の感染症にも備えましょう。

 

いかがでしたか? 感染症は抵抗力のないお子さんをお持ちだと、気が気でないですよね。だからといって、潔癖症になりすぎてしまうとママのストレスになってしまいます。

一番の方法は“免疫力を最大限に高める”ことです。まずは手軽に取り入れられる食べ物で、免疫力をグングンと上げて下さいね。

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