1日1杯だけでも危険!? 知っておきたい女性の「飲酒習慣リスク」とは

by 坂本正敬 |

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お酒が好きな女性も少なくないでしょう。いくつかの意識調査を見ても、30代以降、とくに40代の女性の約2割は、ほぼ毎日何らかのお酒を口にしているという結果がでています。

しかし、1日1杯のグラスワインや1本の缶ビールでも、女性の場合は健康被害の恐れがあるとご存じでしたか? ちょっと安静にすれば治るような病気ではなく、乳がんや肝硬変、アルコール依存症などのリスクが、飲酒量に比例して“直線的に”高まるというのです。

そこで今回は、厚生労働省がまとめたウェブサイト『e-ヘルスネット』の情報をもとに、女性の日常的な飲酒がどんなリスクを持っているのか、お伝えします。

 

■女性は男性よりもアルコール代謝能力が低い

まず知っておきたい基礎的な情報ですが、同じ体重の男女が同じ量のアルコールを飲んだ場合、血液中のアルコール濃度は女性の方が高くなるといいます。

その理由は女性の体内の水分量が男性よりも少ないからで、アルコールを代謝する能力も男性の2/3程度しかないといいます。

アルコールに弱い体で男性と同じペースで飲酒をしたり、毎日お酒を飲んだりしてしまえば、乳がんや肝硬変、骨粗しょう症になるなど健康上のリスクも高まります。

アルコール依存症に関しては、男性よりも女性の方が短期間で依存状態に陥りやすいと分かっています。実際に最近では飲酒機会の多い30代の患者も増えています。

厚生労働省のまとめによると、リスクの少ない飲酒量は女性の場合1日10グラム程度(純アルコールの摂取量)となっています。ただ、その数値は缶ビール1本、ワイングラス1杯でも達してしまうので、十分に注意してください。

 

■毎日飲酒している人はまずは習慣をあらためてみる

女性で毎日お酒を飲んでいる人は、まずその習慣をあらためる必要があります。毎日の飲酒を週末だけの楽しみにするなど、やり方はいろいろとあるはずです。逆に週末だけでも我慢ができない場合は、既にアルコール依存症になっている恐れもあります。

仮に自分の中に少しでも依存の気配を感じたら、病院に相談してみてください。驚きかもしれませんが、アルコール依存症の診察は“精神科”で行われます。アルコール依存症は心の問題であり、誰にでも罹患(りかん)のリスクがある恐ろしい病気なのですね。

 

以上、女性の飲酒習慣に潜むリスクについてまとめましたが、いかがでしたでしょうか? 女性は体の都合上、男性よりもアルコールのリスクが高いので、注意した方がいいようです。

単に自分が困るだけでなく、胎児性アルコール症候群など、生まれてくる子どもにも負の影響を与えてしまう恐れすらあります。思ったよりも簡単に女性は依存状態になってしまうと理解して、行動してくださいね。

 

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【参考】

女性の飲酒と健康 : e-ヘルスネット – 厚生労働省