毎日の積み重ねが悪影響に…「女性の不妊をまねく」NG習慣7つ

by 大宮 つる |

健康・病気, , ,

「結婚すれば、すぐに子どもができる」と思ったら、それは間違いです。妊娠は色々な奇跡が重なって起こるもの。そもそもお互いの体づくりを怠っていると、残念ながら妊娠しにくくなってしまうのです。

大好きな人と幸せな結婚をしたのに、なかなか子どもができずに不妊で悩み苦しむ……。幸せなはずの結婚生活だったのに、なぜ? そうならないためにも、普段から生活習慣をととのえておくことがとても重要です。

そこで今回は、沢田クリニック院長の澤田喜彰さんとフリーライター・電話相談員の泉美智子さんの共著『赤ちゃんがほしい! 不妊症を治すためのテキストブック』を参考に、女性の不妊をまねくNG習慣7つについてご紹介します。

 

■1:歩かない

ちょっとした距離でも歩かず、車で出かけてしまっていませんか? また、交通機関の発達している地域に住んでいるとバスや電車でどこにでも気軽に行けてしまい、結果的に“歩かない”ことになっていますよね。

歩かないと、当然下半身の機能は低下し、子宮が発達しないことにつながるとのこと。澤田先生は、1日5kmか、1万歩を早足で歩くことを推奨しています。

 

■2:テレビの前でゴロゴロ

さまざまな電化製品の登場で便利になったことから、昔の女性に比べると家事労働で体を動かすことが減ってきました。これについても、澤田先生は「機能の低下や、子宮の発育不全などを招く」と述べています。

体力をつけるためにも、家事労働をする際には、スクワットをする、つま先立ちをするなど意識的に体に負荷をかけながらやってみてはいかがでしょうか?

 

■3:夜遅くまで起きている

テレビやスマホなど、夜更かししてしまう誘惑はたくさんありますよね。でも、夜遅くまでディスプレイを見ていると脳が興奮し、なかなか寝付けなくなります。

良い卵子を作るためには、夜10~11時までに寝るといいとも言われています。朝早く起き、夜は早めに寝る習慣を身につけましょう。

 

■4:食生活が不規則

朝食抜きや夜遅くに物を食べる、たばこの吸い過ぎ、お酒の飲み過ぎ等に心当たりはありませんか? 必要以上のカロリーの摂取もNGです。不規則な食生活をしていると、健康に良くないことは自明でしょう。また、太り過ぎると、不妊になると述べています。

なぜなら……

<排卵は脳からの命令で卵巣から卵胞ホルモンが多量生産され、血液の流れに乗って間脳にとどくことで起こるのですが、太っていると、このフィードバック機構の大切な伝達役になる卵胞ホルモンが脂肪の中に蓄積されてしまって排卵をおこしにくくなる>

とのこと。“1日1600kcal”を目安に、規則正しく食事をとるようにしましょう。

 

■5:過度なダイエット

過度なダイエットもNGです。いきすぎたダイエットをすることで、「生理がなくなったり、排卵ができなくなったり、栄養バランスを崩して体調不調に」なってしまうとのこと。子宮などが発達する時期のダイエットは、とくに要注意です。

 

■6:体を締め付ける服を身につける

体を締め付けるガードルやパンティーストッキング、ボディスーツの着用はしていませんか?

体を締め付ける服を身につけることで、血行が悪くなり、子宮や卵巣にあたたかい血液が流れなくなってしまいます。あたたかい血液が流れないと、子宮や卵巣の機能が衰えてしまいます。ゆったりとした洋服を身につけるようにしましょう。

 

■7:生理不順をそのままにしている

来ない方が楽だからといって生理不順をそのままにしていませんか? また、生理があるからといって排卵があるとは限りませんよ。

いますぐに妊娠を考えていなくても、生理不順や体の不調をそのままにせず、日常において体に良いことをしていきましょう。

<不妊に関していえば、体づくりができていないところに、ホルモン治療しても、体が反応できずに無駄に終わる可能性が高いのです。>

不妊治療は、治療の段階によって値段は違ってきますが、自然妊娠よりも、当然お金がかかってしまいます。普段から、自分の体を大切にすることを意識して過ごしましょう。

 

以上、不妊をまねくNG習慣7つをご紹介しましたが、いかがでしたか? なお、上記であげたNG習慣は、男性にもあてはまるとのこと。不規則な生活や下半身の血行を悪くするような生活はしないようにしましょう。

澤田先生は、「人間はもともと子どもを産むことの下手な動物なのだ」と述べています。パンダは繁殖が難しい動物と知られていますが、 動物としての“ヒト”も、繁殖が難しい動物であるという認識を持っておいたほうがいいのかもしれません。

それをふまえて、不妊をまねくNG習慣を極力避け、自分や家族の健康は自分で守るといった意識で毎日を過ごすようにしたいものですね。

 

【関連記事】

不妊の原因は食べ物にあり!? いつもの食事に潜む知られざる危険

女医に聞いた!今話題の不妊を予防するための「卵子凍結」とは

クラミジアで不妊に!? 気づかず進行する性感染症のリスク

不妊症や死産のリスクも?放射能からあなたを守る食品8個

女性だけじゃない!男性に考えられる「不妊の原因」NG習慣7個

 

【参考】

澤田喜彰・泉美智子(1999)『赤ちゃんがほしい!不妊症を治すためのテキストブック』(永岡書店)