親の介入が難しい「子どものネットいじめ」救う鍵は一家団らんの食卓にあり

by 坂本正敬 |

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「子どもにスマホを持たせていいのかしら?」と悩むママも多いはず。今では子どももスマホを普通に持つ時代になりました。MMD研究所の調査によれば、中学生の6割近く、高校生の9割以上がスマホを持っているそうです。

多くの子どもがスマホを持つとなれば、ネットでのいじめが問題になってきます。とはいえ、子ども同士で行うLINEやSNSの世界への介入は容易ではありません。

そうなると、いよいよ実態がつかめず、心配になってきますよね。

そこで今回はカナダのマギル大学の研究を基に、子どもをネットのいじめから守る身近な方法を紹介したいと思います。

 

■“家族団らん”がネットいじめを遠ざける

ネットいじめをきっかけに子どもが自殺したという胸の痛いニュースが時折耳に入ってきます。そのたび親であれば、「うちの子は大丈夫かしら?」と不安がよぎるはず。

子ども同士のネットいじめから我が子を守るために、親としては一体何ができるのでしょうか。そのヒントがカナダのマギル大学の研究結果にありました。

結論から先に言うと、“家族で一緒に食事を食べる”というシンプルな日々の習慣が、ネットいじめから子どもを救ってくれるそうです。

親の働き方によっては容易ではないかもしれませんが、多くの人が実践できそうな身近な方法です。

しかし、核家族が全体の3割ほどを占め、共働きの世帯も右肩あがりで増えている現代。子どもが1人でご飯を食べる、いわゆる“孤食”も問題になっています。

厚生労働省の国民健康・栄養調査を見ても、子どもだけで食事をしている家庭の割合が実際に増えていると分かります。

しかし、可能な限り家族で一緒に食卓を囲む時間こそが、子どもをネットのいじめから救ってくれるというのです。

 

■“ネットいじめ”のダメージを最小限に食い止めるには?

それでは、同調査の内容をもう少し詳しく掘り下げてみましょう。

同大学の研究者らは米国のウィスコンシン州に住む子ども20,385人を対象に、ネットいじめやネット以外のいじめの実態、さらには被害に遭う子どもたちの抑うつ気分や自傷行動、希死念慮の有無などを調べました。

その結果、ネット以外での“通常の”いじめと比べて、 ネットいじめは2.6~4.5倍も、被害者の心身や行動に悪影響が出ていると分かりました。

さらに、普段から家族と夕食を共に“していない”子どもの被害者ほど、その悪影響が大きく出ていると明らかになったのです。

研究者によれば、家族と食卓を囲む時間を通じて、子どもはネットいじめのストレスを軽減できていると考えられるのだとか……。

現実問題として子どもと一緒にご飯は食べられないというご家庭もあるはずですが、夕食は無理でも朝食を一緒に食べたり、休日は家族一緒の食事を何よりも最優先する方法はありますよね。

家族の絆……つまり、学校や学校の人間関係以外にもちゃんとした居場所があるといった実感を、各家庭なりの方法で子どもに与えてあげたいですね。

 

以上、一緒に夕食を食べる毎日が、子どもをネットいじめから救ってくれるという話をしましたが、いかがでしたか?

ネットいじめそのものを防げれば最高ですが、万が一見逃す事態が起きてしまったとしても、家庭にしっかりと居場所を作って、わが子の受ける心身のダメージを最小限にしてあげたいですね。

(ライター 坂本正敬)

 

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【参考】

Family dinners reduce effects of cyberbullying – Med e-News

中高生の携帯電話に関する調査 – MMD研究所