「9歳の壁」知ってる?乗り越えるには親が勉強時間に関わる事が重要

by 沖田かへ |

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fotolia_72129971_subscription_monthly_m子どもが成長過程でぶつかる“9歳の壁”とは、どういったものかご存知ですか?

小学校低学年までと異なり、学習内容が抽象的な内容や思考力が求められるようになることで勉強についていけず、つまづいてしまう子どもが増えることから、“9歳の壁”という言葉が生まれました。

それ以外にも、心の変化が大きい時期。子ども同士で遊び、親離れが進む頃でもあります。子どもが全てを話さなくなり、交友関係も見えにくくなってくる難しい年頃ですが、だからこそ親が関わって見守る必要があります。

今回は『NPO法人ファザーリング・ジャパン』理事の村上誠さんにお伺いした“9歳の壁に直面した子どもに、親はどのようにして関わっていけばよいか”をお伝えします。

 

■9歳前後はこんな時期

学習においては前述した通り、教科が増え、記憶型から思考型に変わることで勉強についていけなくなったり、成績が伸び悩んだりする時期です。

それに加え、中学受験を視野に入れ始めるのも同時期。親としては受験対策として塾に通わせたり、勉強を強化していこうと尽力します。

しかし、子どもにとってこの時期は、まだ将来を具体的に描くことは難しく、親子間にギャップが生じてしまうこともあります。

子どもの発達の特徴としても“ギャングエイジ”と呼ばれる時期で、仲のいい友達同士でグループを作ったり、親よりも仲間との約束が大事になったり、大人に対して排他的な面がでてきたりと、子どもの社会に大きな変化が出てきます。

そのため、親には見えていないところで子どもなりの悩みを抱えだす時期でもあるのです。

 

■親が子どもの勉強に関わるメリット

9歳前後の子どもと関わりをもとうと思っても、思春期に入るこの時期、早い子は親に対して「ウザい」とうっとうしがることもしばしば。

褒めても素直に喜びを表現しなかったり、親としては扱いにくさも感じることでしょう。そんな時期だからこそ、子どもがつまづいている“勉強”が親とのコミュニケーションの時間になりえます。

家庭学習時間の目安は学年×10分(+α)と言われています。この勉強の時間に親が関わることは親子のコミュニケーションになるだけでなく、学習到達度が把握できる、学習習慣が身につきやすいなど、多くのメリットがあります。

なかでもおすすめは次の2つのメリットです。

(1)勉強を教えることで、子どもに「すごい!」と尊敬される

小学校低~中学年くらいのレベルの勉強であれば、たいていの大人が理解できて教えることが可能かと思います。子どもにとっての難題をすらすらと解ける親は“すごい”存在なのです。

これが中学生以上になってくると話が変わってきます。親としても内容理解ができなくなってくると、威厳どころではありません。

子どもに「やっぱりママ(パパ)ってすごいんだ」と素直に思ってもらえるのは、この時期までの特権です。

(2)子どもの些細な変化に気付くことができる

子どもの人間関係が緊密化し排他的になると、子どもの交友関係もトラブルも見えにくくなってきます。だからこそ気付いておきたい子どもの変化です。

例えば勉強がはかどらない理由は、友達関係からくる精神的ストレスかもしれませんし、あるいは別のことで悩んでいるからかもしれません。

それを汲み取らずに口うるさく「勉強しなさい」と言っても子どもは反発するだけです。

多感な時期だからこそ、親が子ども目線で感じ取ろうとすることは大事で、勉強が手につかず上の空になってしまう原因があるとするなら、まずは問題をクリアにしてあげることが親の役目になるのです。

 

■“9歳の壁”は親子の絆を深る機会だと思って!

これから親離れの始まる時期ですが、実際にはまだまだ子ども。自立や反発と甘えや依存の間で揺れ動く子どもに親は手を差し伸べなければなりません。

いつでも頼れる尊敬する親であること、助けてほしいときに気付いてくれる親であること、その土台があれば、子どもは安心感をもって自立へと向かうことができます。親子の時間が少なくなる時期だからこそ、心の距離を近づけておきたいところです。

 

いかがでしたか?

これから子どもが9歳の壁を迎えようとしている方も、現在直面している方も、子どもがうまく乗り越えられるよう親としてサポートしていかなければなりません。

共働きであればさらにコミュニケーションも難しくなりますが、どんどん子どもとの時間は短くなっていきます。勉強という時間を一つのコミュニケーションの場として、ぜひ活用してくださいね。

(ライター 沖田かへ)

 

【取材協力】

※ 村上誠・・・NPO法人ファザーリング・ジャパン理事。1971年生まれ。結婚と同時に実両親と同居、妻、父、長男(06生)、次男(12生)の5人家族。母が要介護となったのを機に、自身のワークライフバランスを見直し、家事、育児と介護のダブルケア、不妊治療、妻の産後職場復帰・両立・キャリア支援のためにも兼業主夫となる。父親の育児・家事参画、夫婦関係、祖父母の孫育て、地域の子育て支援など幅広い家族 ・育児テーマを取り扱う。

 

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