一般家庭にあるある!安心な財産管理の秘訣「遺言状より便利」なもの

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 2015年1月から相続税改正が開始されたことにより、遺言書を書くことに興味を持つ人が増えてきています。

平成24年の司法統計年表によると相続発生数のうち、裁判所にトラブルが持ち込まれるのは全体の約14%だそうです。相続争いはお金持ちだけのものと思いがちですが、実際は普通の家庭の方が相続で揉めるケースが多いのだそうです。

家庭裁判所における遺産分割事件を資産価額別に見てみると、1,000万円以下が32.3%、全体の75.7%が5,000万円以下という結果に。

自分が亡くなった後に家族の間で争いが起きるのは避けたいという理由もあり、遺言書を書く人が増えてきているのですが、実際に書くとなると決まりごとがたくさんあり、ためらってしまいそうですね。

残される家族にとっても悩みの種となるお金の問題。最近は、遺言の代わりに契約を結びお金を管理する “遺言代用信託”というサービスを結ぶ人が増えてきているといいます。今回は、ファイナシャルプランナーである筆者が“遺言代用信託”についてお伝えします。

 

■相続の手続きが簡単

通常の相続であれば戸籍の収集、遺産分割協議などの手続きが完了しないと亡くなった方のお金を使うことができません。

けれども“遺言代用信託”では、死亡診断書、通帳、印鑑、本人確認書類などの書類があればすぐにお金を引き出すことができます。これなら、葬儀代などの急な費用も安心ですね。

また、お金の渡し方を指定できるのも便利です。例えば、相続発生時に一時金として支払い、その後、家族へ生活費として月ごとに支払うなどの指定もできます。

 

■柔軟な財産振り分けが可能

遺言書では、次世代までしか財産の行き先を指定できません。けれども“遺言代用信託”では、例えば、自分が亡くなったら妻へ、妻が亡くなったら甥へなどと、その次の世代まで財産の使い道を指定できます。

自分の死後の財産振り分けだけでなく、生前は自分の生活資金として定期的に受け取り、死後は家族へ財産が引き継がれるタイプなど、さまざまな種類が出ているので信託銀行へ確認してみるといいでしょう。

 

以上、“遺言代用信託”についてお伝えしましたがいかがでしたか? うちはたいしてお金があるわけじゃないから、揉めるわけない……なんて思っていると後々、大変なことになるかもしれませんよ。早めに検討を始めてみてくださいね。

 

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【参考】

信託用語集 – 一般社団法人信託協会

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