その過保護キケン!「引きこもりがちな子ども」に育ってしまう親のNG行動

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親ならば、子どもには活発で明るい子に育ってほしいと思いますよね。

ですが、子どもの成長は思い通りにいかないことは多々あります。もしかしたら、引きこもりがちな子どもになってしまうこともあるかもしれませんね。ですが、それが親のせいだとしたら……ちょっと怖くなってしまいませんか?

そこで今回は、心理カウンセラーの玉川華世さんに、“引きこもりがちな子どもに育ってしまう親のNG行動”について聞いてみました。

 

■“対処できないことへの不安”が引きこもりを生む

玉川さんによると、「人生では、いろいろなことが起きます。その“いろいろなことに対処しきれない”不安が、引きこもりたくなる気持ちを生みます。そして、多くの場合、それは“自分一人の力では対処できない”という失敗への恐怖です」とのこと。

では、親のどんな行動が、子ども本人の引きこもりたくなる気持ちを強くすることに繋がってしまうのでしょうか?

 

■NG1:苦手なことに、どんどんチャレンジさせる

「苦手なことは少しでも克服して欲しいと思うのが親心です。ですが、だいたいの人間にとって、苦手なこと=失敗しやすいことです。

ほどよい失敗経験は、子どもを成長させます。しかし子ども本人のキャパシティを超えた失敗経験は、本人の“自分の力を信じる力(自信)”をむしばんでいきます。

すると、大人になっても“また失敗するんじゃないか”と不安がつきまとい、消極的、保守的な選択を好みやすくなります。

苦手なことの克服には、失敗したあとのフォローが重要です。“何があったから失敗したんだろうね”とか、“次はこんな風にやってみたら、うまくいくかもしれないね”と、原因と今後の対策まで一緒に考えてあげると、子どもは、過度に自信を失わずに済みます」

なるほど。確かに大人でも一度失敗すると怖くて同じことにチャレンジできなくなることもありますよね? 次への不安につながらないように、失敗した時のフォローは確実にいれましょう。

 

■NG2:向いていないことを無理にやらせる

「相手を思いやれるやさしい子に、“これからは強くないと生き残れないぞ!”と、ガンガン相手と競争させる。或いは、新しいことに挑戦するのが好きな子に、“他人と同じことをできるようになりなさい”と、まわりと同じように振る舞うよう厳しくする。

競争することも、協調することも、人生においてとても大切です。しかし、人間には個性があり、向き・不向きがあります。向いていないことをできるようにと、ムリヤリ矯正しすぎてしまうと、もともともっていた本人の強みや、意思がわからなくなってしまうことがあります。

すると、大人になって、自分の意思で人生を選んでいかなくてはいけないときに、“自分はどんなふうに生きたいのか”が見えなくなり、動けなくなってしまいます。

本人に不向きなことをやらせるときは、一人の力でやり遂げることだけではなく、他人に“手伝ってください”とお願いすることを教えてあげることをオススメしています。

一人の力では限界がある。だからこそ誰かと一緒にやることで、目の前の課題を乗り越えていくんだよ、ということをぜひ教えてあげてください。子どもは、失敗を通して自分の個性を活かしつつ、他人と協力することを覚えていきます」

向き不向きって本当にありますよね? ですが親としては全部が出来てほしいと思って強要してしまうこともあります。助け合いの精神や、人に頼むことは悪いことではないということを教えてあげるのも重要なんですね。

 

■NG3:失敗を親がすべてかたづけてしまう

「子どもはたくさんの失敗をし、その度に“自分に対処できないことが起きてしまった”とか、“本当は、自分はダメなんじゃないか?”と心が不安定になります。そんなとき、子どもの失敗のかたづけをすべて親がしてしまうと、子どもは失敗をリカバリーする経験ができません。

失敗しても、その失敗した結果を受け入れてリカバリーし最後まで片付けることを学ぶと、子どもにとって失敗経験は“自分に対処できないものではない!”と恐いものではなくなります。

人間は、大人になってもたくさん失敗します。一つの失敗を必要以上に大きく受け止めてしまえば、誰だって身動きがとれなくなります。

子どもの失敗した結果を、子ども本人と一緒にかたづけることで、“失敗しても、ちゃんと対処すれば大丈夫なんだ”ということを子どもは学び、挑戦する気持ちを持ち続けることができます」

失敗したあとの対処は確かに大人になってからも大切なスキルの一つですよね。一つの失敗で立ち直れなくなってしまわないように、「失敗しても大丈夫!」と思わせてあげられるといいんですね。

 

いかがでしょうか?

玉川さんによれば、「お母さんやお父さんが、自分たちの失敗に対して、上記のような対処をしていく姿を見せてあげることも効果的です。

“ちゃんと導いてあげなくちゃ! 失敗しないよう、しっかりしなきゃ!”と肩に力を入れるのではなく、“子どもと一緒に、失敗しながら成長していけばいっか”ぐらいの気持ちで、一緒に取り組んでいくと、親子の信頼も育ちます」とのことです。

親といえども、生きていれば失敗も多くあります。子育てなんて初めての経験が山ほど出てきます。そんなときに一生懸命になりすぎて親が疲れてしまわないことも重要そうですね。

(ライター 大山奏)

 

【取材協力】

※ 玉川華世・・・家族や友達との関係で、多くの傷つき体験を持ちながら、その傷つきに気がつかず大人になり「なぜこんなにも私の人生はうまくいかないのか」と疑問を持ったところから、心理学と出会い、現在は心理カウンセラーとして活動中。以前は恋愛専門だったが、職場の人間関係をうまくまわすコツ、企業の心をつかむ転職活動のやり方、子どもの心を豊かにする接し方など、最近は、幅広いテーマを扱っている。『男と女の成長心理学

 

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