簡単には消えない!禁煙した後も続く「タバコの悪影響」とは

「やめたくてもやめられない」という人が多いタバコ。ストレス解消、口さみしい、なんとなく……など吸ってしまう理由は様々。
しかしご存知の通り、タバコは百害あって一利なし! しかもタバコが体に与える悪影響は、禁煙すればすぐになくなるわけではありません。今回は管理栄養士の筆者が、厚生労働省の資料も参考に、禁煙後も続くタバコの影響についてご紹介いたします。
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本当に恐ろしい!タバコが及ぼす人体への害

タバコは体内の血流量を減らすので、栄養分がしっかりと体に回りません。そのことによって、冷えや血色不良など起こしたり、吸い続ければ体力や呼吸・臓器機能、記憶力などの低下なども起こすことがあります。

そして皆さんがよく知っているように、タバコは体の至るところにがんを引き起こす要因となります。

赤ちゃんへの影響のリスク

特に女性は自分だけでなく、大切な赤ちゃんを体の中で育てていかなければなりません。それなのにタバコを吸っていると、妊娠したときにお腹の中で赤ちゃんが育たなくなってしまったり、低出生体重だったりと健康に生まれてこないリスクも高まります。

では、妊娠を希望したいつぐらい前からタバコをやめればいいの? と疑問に思うかもしれませんが、タバコによる体への影響は、禁煙してすぐには無くなりません。

 

いつまで続く?タバコの健康害

「タバコをやめた!」といっても、吸い続けたことにより体の中に蓄積されてきた害は長期間影響します。米国対がん協会Q&A(米国公衆衛生総監報告から)では、喫煙後の体への影響をこのように紹介しています。

【20分後】血圧が最後のたばこを吸う前に近いレベルにもどる。 手足の温度が正常にもどる。

【8時間後】血中の一酸化炭素レベルが正常に戻る。

【24時間後】“心臓発作”の確率が減る。

【3ヶ月以内】循環器系が改善し、肺機能が30%程度増加する。

【1-9ヶ月以内】咳、鼻閉、疲労、息切れが減少する。絨毛(小さな毛のようなもので肺の外へと粘液を動かす)が、肺で正常機能を回復し、粘液を動かし、肺をきれいにし、感染を減らす能力が増加する。

【1年後】冠状動脈(心臓)疾患の過剰リスクが、喫煙者の半分になる。

【5年後】脳卒中のリスクが、非喫煙者のレベルまで下がる。

【10年後】肺がんの死亡率が、吸い続ける方の約半分になる。 口腔、喉頭、食道、膀胱、腎臓、膵臓がんのリスクが減る。

【15年後】冠状動脈疾患のリスクが非喫煙者のレベルまで下がる。

このように、15年以上経たないと、タバコを吸っていない人と同じような健康状態に完全に戻らないことがわかっています。

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