他人事じゃない!? 「ストーカー化した元彼」から身を守るコツ

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昨年のストーカー相談件数は2万件近くありました。これは、過去最高の相談件数となります。各種機関へ相談の段階で解決すればよいのですが、中には、殺傷事件に発展するようなストーカー被害に遭ってしまう方もいます。

LINEやFacebookなどのSNSが発達する昨今、こうしたストーカー事件も軒並み増える傾向にあります。過去にストーカー被害に遭っていない方からすれば、“他人ごと”と思われるでしょう。しかし、実際に被害に遭った方も、そう思っていたのです。

そこで、こうした“他人ごと”と思われる事件が、“自分ごと”にならないために注意するポイントを知っておきましょう。今回は、筆者(総合探偵社スプラッシュ 代表:今野裕幸)のもとを訪れたストーカー被害者に対して行うアドバイスや、実際に被害に遭ってしまった場合の対処法をお伝えします。

 

■すぐ新しい恋を始めるのは危険!?

別れとは、2人がお互いに合意して、初めて成立したと言えます。合意には時間がかかる時もあり、別れを告げられた相手が納得しないまま、新しい恋人と関係を持てば、相手には恨み辛みの感情も沸いてくるでしょう。

市川市女性刺殺事件でも、被害に遭われた女性が「元交際相手から復縁を迫られ困っている。別の男性とも金銭トラブルがある」と相談した経緯があります。

これは、別れた後にトラブルにまで発展し、現在も解決していないことを意味します。交際関係がここまで泥沼化していると、話し合いによる問題解決は非常に困難となります。その最たる原因が、相手が別れを納得していない状況下で、新しい恋人を作ることなのです。ですので、もし新しい恋が始まった場合でも、できるだけ知られないようにしましょう。

 

■相手を追い詰めすぎると逆効果も

実際に元交際相手からストーカー被害を受けた場合、どうすればよいでしょうか。厳しい口調・メールなどで相手に警告、もしくは、“警察に相談”といった方法をとるべきかと思いますが、一概にそうも言えません。場合によっては、相手は追い詰められて早まった行動をとるからです。

早まった行動とは、待ち伏せやつきまとい、自宅に忍び込むといった、手の届く距離に行くということです。過度な着信・メールを無視された後に、警察から警告がくると、こうした直接的な手段に移る傾向があります。相手からすると連絡手段が絶たれているからこそ、直接会って話そうとし、何をするかわかりません。

もちろん命の危険を感じた場合は、すぐ通報してくださいね。

 

■交際中とは別の生活パターンにする

元交際相手がストーカーとなれば、あなたの個人情報は把握されているでしょう。自宅や勤務先から始まり、生活パターンから割り出される移動手段や使用車両、立ち寄り先などです。ブログやツイッターなどで、「今◯◯に来ています」といった情報発信も控えた方がいいでしょう。

ストーカー被害を警察に相談したからといって、24時間身辺警護してもらえるケースはまずありません。自分で身を守るというよりも、そういった状況の一歩手前である、相手と接触しないことが先決です。

方法のひとつとしては、生活パターンをがらりと変えることです。これまで電車通勤だったものを自転車や車通勤にしたり、徒歩だった場合はルートを変えたりましょう。場合によっては、引っ越しも必要です。

 

ストーカー被害に遭う方の多くは、普段の行動パターン・時間帯を犯人に把握されています。恋人同士だった期間にどのくらいプライベートな情報を相手に与えてしまったかを思い出し、ひとつずつ繋がる情報を消していく努力も必要です。

誰かが守ってくれるという気持ちの前に、自分も家族も守れるのは自分と言い聞かせ、ストーカー被害に遭う可能性を少しでも減らす努力を心がけましょう。

 

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【画像】

※ Paul Stevenson